【容量計測】ダノンシュネラの器はどれほどのものか。記録とラップで確かめたい。祖母はラヴズオンリーミー、母の弟リアルスティール(父ディープインパクト)は、ドバイターフ勝ち。母の妹ラヴズオンリーユーは昨年のオークス優勝馬。

　父にドゥラメンテを配合した本馬は、牝馬ながら496キロの肉厚、胸厚、ムッチムチの明るい鹿毛馬。額も広く、聡明さもうかがえ、仕草もゆったり。寛容な牝馬だなぁ。しかし新馬戦は雨、馬場は重。前半に一度、二度気合をつけたりしたが、4コーナーは大外。闘志を表に出し12秒1―11秒7―12秒4(3Fは36秒2)というレースラップを35秒8で押圧。走破タイムは1分38秒7だが、この馬場で推定2F・11秒台の連続は上々。まだ若干緩さは残るものの、調教の精度は一割アップ。時計対応にも期待が持てる。

　強敵はフラーズダルム。新潟2歳Sは466キロにパワーアップ、太くはない、あの体でいい。返し馬では少しエキサイトしていたが、実戦では福永Jも上手く抑えていた。ただ、スローに加え、使える脚はジワリジワリ。持久力型のぶん差し届かなかったが、能力と将来性は一番だろう。ダノンと力差はどれほどのものか、真っ向勝負です。

　割って入ればシティレインボー。前走・1分50秒3は、同日のコスモス賞と0秒3差の好内容だった。ダディーズビビッドは、才能は高いがまだエンジンのかかりが遅い。

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負！

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

【平穏】スタートはモタモタしたが、ラストは人気通りしっかり伸びた3ダノンシュネラのデビュー戦。初戦からの上積みを見込むと、ここも突破可能。2フラーズダルムは前走苦しい競馬の中、しっかり伸びてきた。

【一角崩し】少頭数すぎて馬券が買いづらい一戦。デビュー戦の内容に伸びしろの大きさを感じた、04ダディーズビビッドを本命に推す。しっかり乗り込まれて態勢は整っており、瞬発力勝負になっても対応できるとみた。相手は、02フラーズダルムと05シティレインボーの2頭をチョイス。ここはシンプルに、◎-○▲の馬連・馬単主体で勝負したい。

【小波乱】フラーズダルムはセンスがいい。体調もいい。粘り強いホウオウアマゾン。ダノンシュネラは状態良好。

毎年少頭数だが今年も5頭立てに。全頭関西馬になった。まあ初戦値で比べればどれも似たようなもの。同距離の最高値89で○フラーズダルムはいいが、近い88持ってキンカメ産駒で相性良い◎ホウオウアマゾン筆頭にする。次点に▲ダノンシュネラ。あまり妙味はないレース。

潜在能力は極めて高い3ダノンシュネラが優勢。実戦を経験した効果は大きくここは通過点。○は2フラーズダルムで新潟2歳S3着馬で決め脚は鋭い。