※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
過去10年間で、
菊花賞勝ち馬のうち8頭が、また3着以内馬30頭のうち約3分の2にあたる18頭が
神戸新聞杯からの臨戦だったように、
菊花賞への最重要
ステップレースとしての立場は揺るぎない。本番でも人気するであろう有力馬が参戦してくるため大荒れとなることは滅多になく、1番人気は過去10年中9年で連対している。
1.キャリア数に注目
過去10年の連対馬20頭のうち、16頭はキャリア数が5戦-7戦だった。複勝率も[8-8-7-43]で34.8%と上々の成績。対して、キャリア8戦以上の馬は[2-2-1-58]で複勝率7.9%。
2.前走ダービー組が圧倒的も
過去10年で連対した20頭中、15頭は前走が
日本ダービーだった。しかし、ダービーで「5番人気以内もしくは5着以内」に該当しなかった馬が連対したのは14年2着の
サウンズオブアースのみ。ダービー上位人気組・好走組の軸としての信頼度は厚いが、目立たなかった馬がここで変わり身を見せるということは稀。
3.前有利
15年1月から今年9月13日までの中京芝2200mの成績を4角の位置取り別で見てみると、4角5番手以内だったという馬が[51-55-47-349]で連対率20.0%、複勝率29.2%と上々の成績を残している。対して、4角10番手以下の馬は[14-7-15-339]で連対率5.6%、複勝率9.6%にとどまる。
ディープボンドは
日本ダービーで先行し、直線でも上々の粘りを見せて5着。結果的に瞬発力勝負となり上位にはキレ負けしたが、そんな中でも掲示板を確保したのは能力の証だろう。春にタイトなローテーションで走り抜いた分、ここまでじっくり休養した効果はあり中間の動きは上々。今回は前有利な傾向の中京芝2200mであるし、好勝負を期待できるだろう。
コントレイルは言わずもがなここなら地力上位。死角という死角は見当たらず、
父ディープインパクト以来史上3頭目の無敗三冠に向けどのような走りを見せるか注目。
ヴェルトライゼンデは熱発明けがどうかも、ダービー3着の実績なら上位評価は必要だろう。気難しさがあり、
池添謙一騎手継続も心強い。
シンボのリステッドで4着というのは評価されるべき成績。洋芝から野芝に替わってどうか、左回りがどうかなど未知数な面はあるが、人気ほど上位と差は無いと見る。以下、休み明けがどうかも地力は重賞級の
グランデマーレ、非根幹距離替わりプラスの
ビターエンダー、ゲートがカギも意外と左回り合いそうな
ファルコニア。