【本物になった】58キロでも中心はエアアルマス。ダートに転向して、まだ5戦。1400mから進発し距離を延ばし、太秦Sを1分49秒1で快勝。砂を被ると進んでいこうとせず、武蔵野Sは左回りにも難渋したが、東海Sは松山Jとのコンビで道中のリズムもピタリ。好位から楽々と抜け出して見せた。骨折明けになるが、CWで長め6F追いを消化、上りは11秒台。最終追い切りの坂路で、息の入りと仕上がり度合をしっかりと確認。58キロでも力量は一枚上とみた。

　第一本線はベストタッチダウンの前残り。こちらもダートはまだ[4111]。二走前のアンタレスSは歩様を乱し14着に沈んだが、本命のエアアルマスの一年前の軌跡をなぞるように、不良馬場の太秦Sを1分48秒1で逃げ切りV。体調を維持できれば二連勝も十分。

　早めにレースが動くようなら、クリンチャーがG前台頭。太秦Sはペースの読み辛い不良馬場、58キロを背負っていたこともあり、慎重に構えたぶんの4着。57キロなら、堂々追い比べに持ち込める。

　スワーヴアラミスはマーチSでGIIIはクリア。休み明けをひと叩き、1800ダートなら互角に戦える。ヒストリーメイカーは隠れた実力派。ナムラカメタローは、57キロでそれなりの結果を出しておきたい。

　なにぶん阪神開催になってコースに関するデータは使えないので、臨戦過程に関わるものだけで考えた。

　後のGIに繋がるGIIIだが、格上タイプが極端に強いということはなく、前走オープン特別組でも十分通用している。今回は▲エアアルマスが9カ月の休み明け、☆ワイドファラオが3キロ加増ということで、特にチャレンジャー側にチャンスのある年ということになると見た。

　ただ、オープン特別組は若い馬でないと厳しいという傾向はある。その点◎ベストタッチダウンは4歳馬だから文句なし。今回のメンバーならハナに行けるだろうし、武豊騎手の逃げならひどいつつかれ方をすることはないだろう。もう1頭興味をそそられるのが○ナムラカメタロー。斤量条件も良化するし、土曜夜から日曜朝の雨が小量で乾いたダートでやれれば肉薄も。

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【実力伯仲】前走メンバー手薄とはいえ、休み明けを楽に逃げ切った5ベストタッチダウン。阪神コースで人気が下がるなら、むしろ買い時か。9スワーヴアラミスは戦いながら、じんわりと重賞でも戦える力を付けてきた。6クリンチャーは◎との斤量差詰まり逆転まで。

※11/1時点での想定に基づいた予想になっておりますので､回避馬が含まれるケースがございます｡あらかじめご了承ください｡

　阪神ダート1800mで行われるGIII戦。このコースは最初のコーナーまでの距離がないのですんなり出ていける先行馬が経済コースを取れるために有利になります。

　本命視しているのは、スワーヴアラミスです。前走は難しい条件の東京ダート2100mで先行するも敗退してしまいましたが、マークされる立場で厳しいレースでした。阪神コースは相性がいですし、先行策がいきるこのコースなら楽しみです。

※11/1時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　ウェスタールンドはエルムSで2着。勝ったタイムフライヤーが強すぎただけで4角手前での上昇ぶりはさすがだった。阪神のこの距離は前々走でアンタレスSを制した。引き続き、上位争い。

　エアアルマスは久々がポイントだが問題はそこだけ。無難にこなせそうな感じはあるが。ワイドファラオは前走が案外も、かしわ記念の覇者。軽視は禁物だろう。

※11/1時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　2014-2017年・2019年のみやこステークスは、近走成績の良い馬が優勢。「“同年4月以降、かつJRA、かつオープンクラスのレース”において4着以内となった経験のない馬」は[0-1-0-31]、「前走の着順が2着以下、かつ前走の1位入線馬とのタイム差が0.8秒以上だった馬」は[1-0-0-29]と、それぞれ安定感を欠いていました。

　今年はウェスタールンド・エイコーン・クリンチャー・ベストタッチダウンあたりが有力候補。実績上位のウェスタールンドを素直に中心視すべきかもしれませんが、オッズ次第では柔軟に構ええるべきでしょう。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　冬の大一番チャンピオンズCの前哨戦で、今年は阪神で開催される。JBCと時期が重なっていて実績馬の参戦が少ないことから上位が拮抗したメンバー構成になりがちで、中々人気通りには決着しない一戦だ。

1.速い時計に対応できるか

　過去10年に行われた阪神ダート1800m古馬混合オープン戦の平均勝ち時計は1分50秒3。また、京都開催時のデータだが、みやこSは過去9回中6回で1分50秒を切る高速決着となっている。今回も速い時計に対応できるスピードが要求されることになるだろう。

2.若い馬が優勢

　昨年こそ6・8・7歳で決着したが、それまでは若い馬の活躍が目立っていたレース。10年以降の過去9回(18年は開催なし)で、3-4歳馬が[6-5-2-37]で連対率22.0％・複勝率26.0％なのに対し、5-6歳は[3-3-5-63]で連対率8.1％・複勝率14.9％、7歳以上馬は[0-1-2-10]で連対率7.7％・複勝率23.1％。連軸は若い馬から選びたい。

2.逃げ・先行馬に注目

　過去10年に行われた阪神ダート1800m古馬混合オープン戦の成績を、前走の4角位置取り別で見てみると、3番手以内だった馬が特に好成績で複勝率は34.6％。それより後ろはガクッと複勝率が下がり、4-5番手だった馬は13.7％、7番手以下だった馬は9.8％。



　ベストタッチダウンは前走の太秦S(OP・京都ダ1800m)を1分48秒1という好時計で快勝。不良馬場の恩恵はあったにせよ、改めて高い能力があることを示した。2走前のアンタレスSはゲートで躓いて流れに乗れず参考外で良い。スムーズな立ち回りをしたレースでは底を見せておらず、このメンバー相手でも好勝負に持ち込めて良いだろう。

　エアアルマスはここに入ってもスピードは上位。骨折休養明けとなるが、先のGIに向け結果を出すことが期待される。ウェスタールンドは安定して末脚を発揮しているが、脚質からして展開に左右される面は否めない。また、少頭数よりもむしろ多頭数の方が向いているタイプだろう。

　スワーヴアラミスは前走トップハンデで休み明けと厳しい条件だった。右回り替わり、距離短縮は良く、巻き返しを期待したい。以下、距離ギリギリもスピード能力は高いワイドファラオ、前走復調気配を見せたナムラカメタロー。

【上積み大】前走は人気に応えられなかった06クリンチャーだが、やはり休み明けが影響したのだろう。ひと叩きされた今回は気配がグンと良化しており、前が速くなりそうな組み合わせになったのも大きなプラスだ。相手は、10エアアルマスと07ヒストリーメイカーの2頭を上位に評価。ここは、◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負したい。

【小波乱】マグナレガーロは地力アップ。コースが変わりヒストリーメイカーが前進。追われてしぶといクリンチャーが肉薄する。

かなり人気サイドに数値も偏っている感じ。平均値上位3頭は良い。平均値トップ2頭。うち距離値トップ◎クリンチャーでいく。相手に平均値トップ同値○スワーヴアラミス。逃げれば展開有利そうな少頭数なら▲ベストタッチダウン。レベル変わらずに☆エアアルマス。絞ればこの4頭だが配当は△割り込み頼り。

展開に注文はつくが末脚は堅実な6クリンチャーが主力。ペースも速くなりそうなら決め脚が発揮できる。次位はエアアルマスで休養明けだが仕上がりは良好。先行策から差はない。▲はベストタッチダウンで積極策から逆転を狙う。