【英才揃う】
野路菊Sは5着と伸びを欠いた
ダノンシュネラ。敗因はスピード不足か気性か。陣営も悩ましい。ただ祖母は
ラヴズオンリーミー、母の弟
リアルスティールは、
ドバイターフ勝ち。母の妹
ラヴズオンリーユーは昨年の
オークス優勝馬。父に
ドゥラメンテを配合した本馬は、牝馬ながら496キロと肉厚。新馬戦は、12秒1-11秒7-12秒4(3Fは36秒2)というレースラップを35秒8で外強襲。推定2F・11秒台の連続ラップをマークした。良馬場でどうか。ここがクラシックの分水嶺。
ナムラメーテルも、クラシックを語れる能力の持ち主。
母ナムラボルテージ(
父グランデラ)は、芝9-10Fで4勝。母の兄
ナムラマース(
父チーフベアハート)は
札幌2歳S、
毎日杯優勝。渋い血統だなぁ。コアなファンもついていた。母系はタフな体育会系、娘も426キロながらガッツ十分。初陣は13番枠からポンと好発、1000m通過・58秒8というよどみのない平均ペースを、気分よさそうに二番手でスイスイ。直線入り口では
トップギアへ。重心が沈み首がグンと低くなり、ラスト3Fの上りラップは推定12秒2-11秒5-11秒6(35秒3)。後続には3馬身差、走破タイム・1分34秒4も出色。
サトノルーチェは、その一週前、中京マイルを稍重で1分35秒5で快勝。母は北米7勝(ダート7-10FのGIを3勝)。母の姉ビッグドラマは北米11勝(BCス
プリント)。兄弟6頭がブラックタイプという良血。418キロとこちらも細身だが、直線入り口で外に持ち出し、フォームが整うのを待ち追い出し開始。11秒8-11秒5-11秒6(3Fは34秒9)というレースの上りに対し、自身のソレは34秒2。乾き始めとはいえ稍重で、G前1Fは推定11秒2前後の超優良ラップをマークした。
スパークルは、そのサトノの新馬戦の2着馬、次走同じコースを1分34秒3で快勝。
新潟2歳S3着の
フラーズダルム、
ウインミニヨンも連下なら。