【螺旋階段上る】
スパイラルノヴァが確実に上昇。デビュー戦でアタマ差遅れをとった相手は、そののち
芙蓉Sを好記録で快勝。なるほど、二戦目の中京2000mは2分1秒6でスイスイと逃げ切り。アイビーSも、1分48秒4で小差3着。中間の調教過程もきわめて順調、1勝クラスなら力量は上位。
逆転があれば
ヴェルトハイム。母はG2-3を3勝、ヴェルメイユ賞2着。
ロードカナロア牝馬ながら、背中や脚など長め。新馬戦は前半1000mは65秒5という超スローをぽつりシンガリ。3コーナー過ぎ、ジワリと外に持ち出し、まくり加減に直線は外へ。レースの上りは11秒8-11秒0-11秒2(3Fは34秒0)、自身の上りは33秒7(ラスト1-2Fで推定10秒台を計測)。他をねじ伏せ、ゴール前は手綱を抑える余裕。大味なレース内容だったが、遠く
オークスの風景も見える、豪快さあり。
三番手はアイビーS4着
アドマイヤハダル。こちらも距離延びて味がありそうな
ロードカナロア産駒です。
ポテンシャル、そして馬っぷりなら
ディープモンスター。ただ、レース途中、気合を入れたり内外にモタれたり、若さがどれくらい抜けるか。
ニホンピロマリブは、前走一気の時計短縮、速い上り勝負にも食い下がることができた。
ハートオブアシティも、二戦の内容は将来の3勝クラス。