【器大きい】モントライゼは、本年のダイワメジャー産駒のエース格。初陣は、道中内外にヨレたり、若さをのぞかせたこともあるが、ヨカヨカのビッタリマークにあい痛恨の2着。しかし二戦目は、闘志はメラメラ、馬体の張りも一変。スタートと終い1F以外は、すべて11秒台を連ね、直線はまったくの馬なり後続を引き離す一方の大差勝ちを果たした。中間短期放牧でリフレッシュをはかりガス抜きは完了。それでいてキチンと稽古は動く。今の状態なら好位差しに回ってもレースもできるか。パワー型だけに台風による馬場悪化も影響は少ない。

　怖いのはメイケイエールの切れ。新馬戦はゲート入りに苦戦、道中は頭を上げ引っ掛かるロス。4コーナーはスルリと上手く外に出したが、さて終いまでもつのか?――心配ご無用、本来のフォームを取り戻し、エンジン再点火。終わって見れば、馬なりで後続には5馬身の能力が備わっていた。前半3F・33秒9という遅い流れに苛立っていたが、ペースが上がれば折り合いも楽になるし、1分9秒4というタイムも、軽く1秒は詰まる。割って入ればフリードのスピード。キャリア二戦目とはいえ、当コースで1分7秒5のレコードを叩き出している。セレッソフレイムは、フェニックス賞をパンチ力のある差し脚で、1分8秒1で2着に入線。フォドラは函館2歳S4着馬、小柄だが根性が据わっている。アールラプチャーも、時計は足りる、勝算ありとみて連闘。

　未勝利勝ちの○モントライゼが人気になりそうだが、1戦1勝馬が人気になっていないときはそちらから入りたい。該当3頭の中から◎アールラプチャー。そこまで人気になっていないが、逃げずに勝ってきた点も評価できる。○▲がともに崩れることはないかと思うので、3連複フォーメーションにして少しでも点数を減らす。

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【混戦模様】好スタートを決めて、ソツない競馬でデビュー戦を勝った7ルクシオン。九州産が今年のトレンドになっており、その波に同馬も乗る。9モントライゼは前走の強さが目立つ。初戦は相手が悪かっただけ。6セレッソフレイムは中2週だが脚取りたしか。

※8/30時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　キャリアの浅い2歳馬が集まるレース。一度使われただけでぐっと成長する子も多く、追い切りの動きをしっかり見て決めたいです。キャリアが浅いだけに逃げ切りで勝っている子は揉まれた競馬をしていないので、揉まれる競馬をしている子から買いたいです。

　本命視しているのはセレッソフレイムです。前走のフェニックス賞では、ひまわり賞を57キロの斤量を背負って圧勝したヨカヨカに0.2秒迫るレースができました。走破タイムも優秀で未勝利馬が多くメンバーも手薄な今回は信頼したい。

※8/30時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　ここにヨカヨカの名がないのは寂しいが、少頭数ながらも将来性豊かな逸材は多い。モントライゼは初戦、そのヨカヨカに敗れたが、続く未勝利戦が速いタイムでの逃げ切り。フットワークも伸びやかだ。
　
　フリードも新馬戦で敗れたが、続く一戦では小倉で逃げ切り。時計的にも評価できるものだった。スピードは上位。メイケイエールは馬なりで独走の新馬戦が圧巻の内容。追えば時計は詰められる。フォドラは函館組。2歳Sで4着と踏ん張った。

※8/30時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　臨戦過程が明暗を分けそう。「前走との間隔が中2週以内だった馬」は2014年以降[2-3-1-45]とやや苦戦しています。

　さらに「前走の枠番が1-4枠だった馬」も2014年以降[1-2-1-36]といまひとつ。コースロスの少ない競馬を経験した直後の馬はあまり信頼できません。

　今年はこれらの条件をクリアしているフォドラ・モントライゼが有力候補。いずれも前走が好内容でしたし、今回はメンバー構成に恵まれました。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　昨年3着のラウダシオンは後にNHKマイルCを制覇し、16年の覇者レーヌミノルは桜花賞馬となった。また他にも、シュウジやベルカントら、活躍馬をしばしば輩出している。かつては将来性に欠ける早熟スプリンターのためのレースというイメージもあったが、近年はそれを払拭しつつある。

1.馬格が必要

　過去10年で439kg以下だったという馬は[0-3-2-40]と勝ち切れていない。人気馬を見ても、昨年1番人気で5着のカイルアコナは434kg、17年2番人気4着のヴァイザーは432kg、16年2番人気6着のクインズサリナは434kg、12年1番人気4着のエーシンセノーテは418kgと苦戦しがち。

2.スピードだけでは勝ち切れない

　過去10年、前走上がり1・2位だった馬は[9-6-7-66]で複勝率25％なのに対し、上がり3位以下だった馬は[1-4-3-58]で複勝率12.1％。逃げ・先行で勝って来た馬が多数を占めるメンバー構成になるが、脚質に関わらず末脚を使えるか否かという点が明暗を分けることになる。

3.連闘策は苦戦気味

　過去10年、連闘で参戦した馬は[0-1-1-13]で複勝率13.3％。また、中1週の馬も[0-1-1-20]で複勝率9.1％と苦戦気味。対して、中4週以上の馬は[6-3-4-35]で複勝率27.1％と優秀であり、ある程度間隔の空いた馬を上に取るのが良いだろう。

　モントライゼは2戦目の未勝利でスピードの違いを見せて1.7秒差の圧勝。その内容も、スピード一辺倒で押し切ったというよりは後半もしっかり脚を使っての勝利であり、現状での完成度は相当高い。開催が進んである程度は時計が掛かるようになっている今の馬場も合いそうで、少頭数なら大崩れは考えにくい。

　メイケイエールは初戦掛かりながら道中我慢して、直線では非凡な瞬発力を発揮。数字は目立たないが内容には相当インパクトがあった。余裕残しだったので叩いた上積みは確かにありそう。あとはテンションがどうかという点と、データではあまり良くない中1週がどうかと言ったところだろう。

　フリードは未勝利をレコードV。スピード能力があるのは間違いないだろう。しかし、今回は高速馬場ではなく、開催最終週のタフな馬場。対応してくれば先々まで楽しみになってくるが、現状は半信半疑だ。

　セレッソフレイムはデビュー2戦とも控えて競馬しているのが好感。前走は序盤のペースに戸惑う面があり、追走がカギとなる。ルクシオンは初戦完勝も内容は水準並み。上積みがどこまであるか。

【馬場向く】未勝利を勝ち上がった内容が圧巻だった、09モントライゼを素直に本命視。時計の多少かかる馬場のほうが向きそうなタイプで、道悪もこなせそうな印象を受けた。完成度の高さから、ここでも十分に通用するはず。相手は、06セレッソフレイムと07ルクシオンの2頭を上位に評価する。ここはシンプルに、◎-○▲の馬連・馬単主体での勝負を推奨する。

【小波乱】セレッソフレイムは完成度が高い。追い比べでラマルセイエーズが肉薄。メイケイエールは加速力がある。

前走同距離で99出している◎モントライゼにしても初戦ではヨカヨカに負けているがアタマ差のいい勝負をしていた馬。今回も人気になるだろう。相手筆頭は同距離コース95○フリード。初戦同距離コース86に評価されている▲アールラプチャー。一発に同じく初戦71☆メイケイエール。以下△3頭も全然食い込めるレベルにある。

デビュー戦の圧勝劇から8メイケイエールが優勢。実戦を経験しての変わり身は大きく大幅に時計を短縮する。次位は9モントライゼで前走1秒7突き放した楽勝から潜在能力は極めて高い。▲は10フリードでレコード勝ちしたスピードから通用する。