【まともなら】
キタノインパクトが本調子。長期休養を余儀なくされ現級にとどまっているが、
熱田特別で1勝クラスを卒業。昇級の前走は、1000m通過は59秒4のミドル、ラスト4Fから11秒9にペースアップ。続く3Fは11秒5-11秒3-12秒0というHラップを計測。勝ち馬には2馬身と突き放されたものの、3着とは5馬身差。1800m通過は1分45秒9、走破タイムは1分58秒2。この時計で2着とあれば、これはもう勝ち馬の才能を褒めるしかない。
ただ、3歳馬
アルビージャは強敵。
母アロマティコは3歳夏を境に成長急。
クイーンS2着、
秋華賞と
エリザベス女王杯を3着に追い上げた頑張り屋。息子は秋11月の東京でデビュー。戦歴は2・2・1着、
新緑賞へと駒を進めてきたが、小頭数の超スロー。向こう正面でガツンと持っていかれ、雁行状態の外を回される、ロスの多い組み立てになってしまった。さすがのルメールJもちょっとばっかりヒヤヒヤ。しかし残り1000m時点から11秒9にラップが上がり、続く4Fは11秒6-11秒3-11秒3-11秒8。着差は0秒1差だが、折り合いを欠いたことなど差し引きすれば、力量上位は明らか。古馬初対決になるが、2勝クラスは通過点でいい。このクラスの2000mのほうが折り合いもスムーズになり流れはあう。
三番手は
クロワドフェール。10Fは微妙に長いが、前走の上りは推定11秒4-11秒0-10秒9見当と秀逸。こちらも2000mが微妙だが、好調
ミモザイエロー。
ディアセオリー、
エフティイーリス、
エトワールも2-3着なら。