【昇級もすいすい】
グランパラディーゾで押せ押せ。母はクイーンC3着、長男の
ボルゲーゼは芝・ダートで2勝。三番仔の
ステルヴィオはGIマイラー。全兄
ヒシゲッコウは芝2000-2600mで3勝をあげているが、妹は2歳10月の中山・芝マイルでデビュー、初陣は3着、二戦目の東京・芝1400mは4着。全兄のヒシとは異なり、やや脚は短め。ピッチ走法など慮り、2月の東京開催から1400ダートに転向。砂はすいすいと加速、二着に4馬身差、時計は1分25秒4(1勝クラスと同格)。上りは35秒8という芝並みの鋭さだった。昇級戦は1分24秒7に時計を更新、前日の古馬2勝クラスと0秒3差で駈けた。ルメールJも語っていたように、上りラップを見ると1F延長も大丈夫。52キロならマイルでも加速は滑らか
。強敵は
ラフリッグフェルのスピード。前走はスローの上り勝負とはいえ、上りラップは12秒2-11秒9-12秒7。後続を引き離す一方の0秒8差独走。1分52秒6もクラス水準を1秒以上、上回っていた。
クレデンザは前走10番人気の激走。展開などの
アシストが必要な馬だけに、二番が効くかは微妙だが、1分36秒9という時計は尊重したい。
同レース6着の
ブッチーニは、勝負どころで四方を囲まれ持ち前の末脚を繰り出す機会がなかった。
メイショウマサヒメの7F実績を再考。斤量は増えるが
ヘライアも好調。