【上位拮抗】
レッドラディエンスの母は亜
オークスの3着馬、血統土壌は豊か。前回は連闘策、マイナス8キロ、体は絞れたが、パドックはチャカチャカ。馬っ気もおさまらず二人引き。ガラリ一変とはいかなかったが、スタートには集中できた。道中は置かれないよう包まれないよう、意識して好位の外に進め、気合を入れ直線半ばムチでひと叩き。スパッという切れはないものの、上り3Fの推定が12秒0-11秒6-11秒9で寄り切り。ゴール板をすぎてもなかなかスピードは落ちず、首をグッと下げ、却ってフォームが整ったくらい。
美浦入り後は10月半ばから南Wコースに調教の軸を移し、古馬
ソルドラードなどを相手に、長め6Fから三頭併せ、86秒7-39秒6-11秒8を馬なりで計測。ハンドリングと推進力は良化傾向にあり、東京の直線は自然に加速する。
強敵は
ホウオウプレミア。デビュー戦は1000m通過は1分1秒4のミドル、12秒4-11秒8-11秒8(3Fは36秒0)というレースラップを、35秒8で力強く抜けた。札幌洋芝の2000mで、初戦・2分2秒6という時計は良質です。
割って入れば
オニャンコポン。祖母は
サプレザ、母の弟
サトノインプレッサは
毎日杯優勝という良族。名前のトーンにだまされてはいけない。父
エイシンフラッシュに似て、
シルエットは長め。新馬戦は前半5F内に13秒台のラップが二つある超スロー。実質上り2Fの勝負となったが、11秒2-11秒1という高速ラップで振り切っている。
アンビションも小差。本命とほぼ同時期に札幌1800mを1分49秒6で勝ちあがった。
カメハメハタイムの福島戦の時計もマズマズ。