【選ばれし馬】3歳馬ゴッドセレクションを中心に配置。目下の戦績は[3211]。1勝クラス・2月7日の中京1800mダートは、1000m通過・1分3秒0というよどみのない流れの上に立ち、ラスト3Fは13秒0-12秒1-12秒6という味のあるラップで、2着を8馬身とチギる独走を決めた。続く伏竜Sは、良馬場条件下・1000m通過・1分1秒5という厳しい流れを4角ではもう先頭。上り3Fを12秒7-12秒3-12秒9(37秒9)でまとめ、2着を3馬身差に切り捨てた。1分52秒1という走破時計は同日の古馬1勝クラスを2秒6上回り、翌日の古馬2勝クラスより1秒速く、2回中山の総武S(古馬OP)より1秒4速かった。

　兵庫CSは想定外の伏兵に足元をすくわれ、世代ダート決定戦のジャパンダートダービーもアタマ差2着に終わったが、2分5秒9というタイムは同レースの水準レベル。中井Jとのコンビで前走後の乗り込みも丹念。54キロなら古馬相手のGIIIでも互角以上の勝負に持ち込める。

　対抗は5歳馬ブルベアイリーデの充実度。三走前のオアシスSは、良馬場条件下では自己最高となる1分35秒3で2着。BSN賞は課題だった距離の壁も一気にクリア。1000m通過・61秒5というミドルペースを好位追走。4F・11秒6-12秒1-12秒4-12秒7(3Fは37秒2)というレース上がりに対し、自身のソレは36秒9。57キロ、中京1900mの坂越えでも、勝ち負けが期待できる好ラップをマークした。

　まとめて負かせばウェスタールンド。ダート転身は6歳夏、ダート戦に限れば戦績は［3435］。レースを重ねながらクラスの壁や距離をジワジワと突破。中京1800ダートのGIチャンピオンズC2着強襲、東京大賞典は小差3着に迫った。今季はいつもの始動より調教過程のメニューは甘め。重めが残り7.4着と足踏みをしているが、デキは今回がピーク。

　ハヤヤッコは左回りの東京2100ダートのOP特別を2勝。展開に左右されるが、距離は1900m、57.5キロ。追い比べになれば上位争いに顔を出しても不思議はない。

　ダノンスプレンダーは久々のプロキオンSが4着。ひと叩きして体調はアップ、距離延長もプラス。同レース6着のサンライズホープも、単騎逃げ有望。スンナリ先手なら粘り腰も一割増し。

　阪神で行われる際は好位勢が強かったレースだが、中京で施行された昨年は差し色の強い競馬になった。同じコースで行われた今年の平安Sは前にいた人気馬2頭で決まっており、少ない手がかりでは評価が難しいのだが、2012年の改装後に行われた準オープンの5鞍(改装後このコースでは準オープン5鞍、オープン特別1鞍、重賞2鞍しか実施されていない)では差し勢が頑張っている印象。せっかくのイレギュラー開催だけに差しタイプを重視してみたいと個人的には考えている。

　◎ダノンスプレンダーから入ることにした。過去のレース傾向だと前走重賞組とオープン特別組の間にはやはり成績差があるが、今回は前走中央重賞組が5頭だけで、掲示板に載ってきたのは2頭。○ウェスタールンドとの2択には悩んだが、昨年のこのレースが4着。当時オープン初戦だったことを考えると今年はもう少し走れてもいい。前走プロキオンSはコースも展開も向かなかった印象で、そのわりには走っている。

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【難解】前々走は馬場、前走はコースが合わなかった11ウェスタールンド。どちらも9歳という年齢から来る衰えではない…と判断すると、ここは人気が落ちてきている面からも◎に推したい。10ハヤヤッコは前走58キロで混戦を差し切り勝ち。休み明けは連対率50%を誇り出たとこ勝負。2ブルベアイリーデは前走距離延長が成功。まだまだ奥がありそう。

※9/26時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　中京ダート1900mで行われるGIIIのハンデ戦。本命視しているのは、ウェスタールンドです。9歳馬ではあるものの中間の追い切りの動きからも衰えを感じない子。近走は小回りコースで苦しい競馬の中終いはいい脚で追い込んで差のない競馬ができているので、久々の広いコースなら楽しみです。

※9/26時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　3歳馬ゴッドセレクションは非常に楽しみな存在。ジャパンダートダービーは南関東のキャッスルトップに逃げ切られたが、早々と手が動きながら最後まで伸びていた。伏竜SではのちのレパードS勝ち馬メイショウムラクモを完封。力は備えている。昨年2着のサクラアリュールが面白い。前走は出遅れ。見直しの余地は十分。ブルベアイリーデは距離延長の前走がなかなかの強さ。本格化の兆しがあった。

※9/26時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　阪神ダ2000ｍで施行された2019年以前を含め、極端にキャリアの浅い馬や、芝のレースに実績のある馬が堅実。「出走数が14戦以上、かつ“JRA、かつ芝のレース”において2着となった経験のない馬」は2009年以降[1-4-2-92]と苦戦しています。

　また「前走の着順が6着以下だった馬」も2009年以降[2-4-3-72]といまひとつ。基本的に前走好走馬が強いレースです。ちなみに「前走の着順が6着以下、かつ前走の馬体重が480kg以上だった馬」は2009年以降[1-2-1-58]で、3着内率が6.5%にとどまっていました。

　今年のメンバー構成なら、ウェスタールンド・ゴッドセレクション・ハヤヤッコあたりを重視すべきでしょう。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　近い日程で地方交流の日本テレビ盃と白山大賞典があるためメンバーは分散する。能力の拮抗したメンバー構成になりがちで、ハンデ戦ということも相まって中々人気通りには決まらないレースだ。

1.上がり馬が通用

　過去10年の勝ち馬10頭中、6頭はここが中央重賞初制覇だった。中京開催だった昨年も、2・3着馬は中央の重賞は初挑戦だった。混戦のメンバー構成となるので、上がり馬や重賞実績のない馬でも通用する。

2.後半に脚を使えるか

　中京は3-4コーナーが下り坂で、直線入り口から上り坂というレイアウトなので、3-4コーナーから流れに乗って長く脚を使えるか、というのが好走のポイントになる。過去に同条件で行われたオープンクラスの3レースの勝ち馬は、いずれも上がり3ハロン3位以内の末脚を使っており、3着以内で見ても、9頭中7頭は上がり3ハロン3位以内だった。

3.距離延長組は苦戦気味

　コース改修以降に行われた1勝クラス以上の中京ダート1900mの成績を、前走コース別で見てみると、複勝率上位(最少レース機会数5回)は8位までが1900m以上のコースだった。1800m未満の距離の成績を見ると、前走東京ダート1600m組が複勝率24.4％で10位と健闘しているが、ローカル1700m組は福島の複勝率22.9％以外は苦戦気味。

　ドスハーツは同舞台で3勝を挙げているコース巧者。前走の平安Sは大敗を喫したが、相手が揃っていた一戦で、道悪のレコード決着も分が悪かった。それと比べれば相手関係が楽になり、ハンデもある程度恵まれそうな今回なら巻き返しがあってよいだろう。

　ゴッドセレクションは距離短縮プラスだが、今回は同型との兼ね合いがカギとなる。スムーズさを欠いたら脆い可能性もあり本命視はしにくい。ブルベアイリーデは距離延長ローテな分下げたが、距離は1900mあっても問題ない馬。前走の勝ちっぷりからして重賞でもチャンス十分。

　ハヤヤッコは距離短縮で末脚上位と好走条件に合っているが、基本的に展開頼み。3歳時のレパードSも展開に恵まれた面が大きく、ここに入って大きな信頼は置けない。以下、同じく展開頼みだがタフな中京に変わって食い込みはあるサンデーウィザード、ローテ微妙も昨年2着のサクラアリュール、立て直されてきたアナザートゥルース。

【能力通用】まだまだ伸び盛りの3歳馬06ゴッドセレクションを本命に推す。この世代ではトップクラスの実績馬で、実際にレース内容も高く評価できるもの。古馬とは初対決となるが、互角以上に張り合える能力の持ち主だ。相手は、02ブルベアイリーデと08サンライズホープの2頭を上位に評価。◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負したい。

【小波乱】ウェスタールンドは加速力十分。安定しているゴッドセレクション。アナザートゥルースは反応がアップ。

GIIIシリウスS。ダート1900m戦。ハンデ戦。意外に同距離コース戦でのいい数字がないメンバー。どれも悪くないが抜けて良いというタイプがいないのだ。まあこうなると平均値トップ◎ブルベアイリーデに期待するしかない。これで1番人気でなければ妙味はあるだろうというレベル。相手もかなり広く可能性あり。相手にテンゴ刻みハンデから○ハヤヤッコ抜擢。3歳▲ゴッドセレクション。一発に☆ダノンスプレンダー。

休養効果で復調してきた8サンライズホープが優勢。中京は相性が良くうまく好位で運べれば抜け出せる。次位は7アナザートゥルースで自在な脚があり条件はベスト。▲は11ウェスタールンドで他力本願だが末脚は侮れない。