11R

天皇賞(春)

15:40発走 / 芝3200m (右 外-内 B) / 天候:晴 / 馬場:良
2回 阪神 12日目 サラ系4歳以上 オープン       (国際)(指) 定量 17頭
本賞金:15000,6000,3800,2300,1500万円
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ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

5

相手

1

2

7

12

15

17

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

2

相手

1

7

12

15

17

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

5

2着

1

相手

2

7

12

15

17

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【記録が後押し】ディアスティマで大冒券。本格化までに時間を要したが、二走前のグッドラックHは後続に1秒2差をつける大楽勝。2分35秒7という走破時計は同日の有馬記念と0秒7差。7馬身という着差などを加味すれば、GIも意識できるところに接近している。

 続く松籟Sは背中と首をゆっさゆっさと揺すり、ド迫力の青鹿毛馬へとさらに進化を遂げ、後続を力でねじ伏せる逃げ切り。天皇賞と同じ舞台となる阪神3200mを経験できたのは何よりの強みになる。

 本年の阪神3200は、スタートは2コーナーの中間地点。曲がったらすぐに長いバックストレッチへ侵入、3-4コーナーを回ってスタンド前の坂を通過。一周目は外回りを走るが、2周目の3コーナーから内回りへと切り替わり、長い直線の坂を二度登ることになる。直線平坦の京都3200mよりタフでトリッキーな舞台設定だ。

 ディアスティマは、松籟Sの枠順は13番枠。先頭に立つまで外々を回され、内で張り合う馬などもいてスタート後の2F目から11秒1-11秒1-11秒9で展開、1000m通過は59秒4のHピッチを刻んだ。9-10Fにかけ13秒台にラップが落ちつき2000m通過は2分3秒1に緩んだものの、2000-3000mにかけ再び11秒台のラップが4つも並ぶ心臓破りの乱ペースとなった。

 さすがに終い1Fは12秒6を要したものの、後続とは3馬身の完勝。記念すべき優勝タイムは3分14秒9だった。

 ちなみに3000m通過は3分2秒3。外回りコーナーが緩くピッチが上がりやすい。内回りより全体時計も速くなるが、内回り3000mの阪神大賞典は、重馬場で行われた今年は参考外として、昨年のユーキャンスマイルの決着タイムは3分3秒0。

 過去十年では2017年のサトノダイヤモンドの3分2秒6が最速だった。3000m通過・3分2秒3の松籟Sのレース内容はコースの違いを差し引きしてもかなり濃い。京都3200mの天皇賞の決着タイムは、昨年のフィエールマンは3分15秒0。2013年のフェノーメノは3分14秒2、レコードは、2017年のキタサンブラックの3分12秒5だ。

 ちょっと強引な比べ方ではあるが、松籟Sの3分14秒9は、春の天皇賞の中においても記録的に十分いい立ち位置にある。58キロという斤量で結果を出していないのが弱点ではあるが、そこには目をつぶって◎。枠は5番、すかさず先手を取れる好枠を引き当てた。堂々の力の逃げを期待したい。

 強敵はアリストテレス。3歳春はプリンシパル6着で投了したが、夏の新潟・出雲崎特別を1分59秒7・上り33秒2で完勝。続く小牧特別は1000m通過・1分0秒7-2000m通過・1分59秒9というよどみのない流れを、4コーナー手前ではもう先頭。坂上2F標識近辺では11秒0という高速ラップを繰り出し後続を完封。2分11秒9という走破タイムは、翌週の神戸新聞杯より0秒6速く、菊花賞クビ差2着、AJCC優勝で時計の意味や意義を改めて証明した。

 阪神大賞典は肉体疲労、ストレスもたまっていたのだろう。道中テンションが高く、AJCCとは違う、脚がズボリと嵌るようなタフな重馬場の影響もあったか。直線中ほど、さあこれからという場面で、突然息が詰まるようにして止まってしまったが、調教で息の入りや体力をルメールJが二度確認。レース運びは器用、トリッキーなコースにも対応可能。良馬場なら巻き返し濃厚。

 単穴はワールドプレミア。2019年の菊花賞馬、同年の有馬記念は強豪古馬相手に3着と好走し、将来の立ち位置を確認したかに見えた。だが好事魔多し。11カ月もの長期休養を余儀なくされ、おそるおそるの仕上げで臨んだJCが6着、続く有馬記念は5着。前走の日経賞は最速の上りで3着入線と、徐々に調子を取り戻してきたが、中間さらに調教の負荷をアップ。それに応え、上昇度合も目を見張る。若干器用さに欠けるものの、スタミナと決め手なら負けない。

 ディープボンドはクラシック三冠は10・5・4着に終わった。だが阪神大賞典は502キロに増量、筋肉の束がクッキリ浮き上がった黒光りする馬体を造り上げた。先行して力強いラップを4ハロン近く維持できるパワーとスタミナが備わった。

 同レース2着のユーキャンスマイルは、前年の阪神大賞典優勝、本年は2着。調子に波のあるタイプだが、調教は入念かつハード。キャリア最高のコンディションに持ち込めた。

 右回りでは芳しい結果が出ていないが、ダイヤモンドS首差2着のオーソリティも体調は上々。折り合えがつけば、トリッキーな阪神3200mは先行有利に運べる。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流し
1着

3

相手

1

2

2通り 各500円

3連単1着流しマルチ
1着

3

相手

1

2

5

6

12

14

90通り 各100円

須田鷹雄の見解

 3200mという特殊な条件だが、少なくとも京都で行われてきた天皇賞春はステイヤーズSダイヤモンドSに出ているようなスタミナ特化型ではなく、2400mのGIで好走できるような、単純に地力のある馬が多く上位に来ている。もちろんその馬が2600mあたりからばったりガス欠になるような馬なら別だが、3200mはほとんどの馬にとって未知の領域なので、そこを気にしすぎると予想はできない。

 2000mを超える直近の大レースといえば有馬記念で、その次はジャパンカップ。◎カレンブーケドールと○ワールドプレミア有馬記念で5着同着を分け合った間柄。ジャパンカップでは◎が先着しているのでこのシルシ順とした。

 牝馬が勝っていないと言われるがそもそもマカイビーディーヴァ以外は上位人気になるような馬も出走してこなかったし、そこは問題ではない。3000mの菊花賞を勝っているという点を重視して○を優先するという発想はあるだろう。ただ土曜昼の前売りでは◎が単勝8.7倍(○は5.8倍)とついていて連勝系も似た感じなので、◎からでいく。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

7

11

16

17

12通り 各400円

3連単BOX

7

11

16

17

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

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高配当もズバリ! netkeiba関西本紙の予想

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netkeiba関西本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

7

相手

1

2

3

5

12

13

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

7

2着

12

相手

1

2

3

5

13

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

7

2着

5

相手

1

2

3

12

13

30通り 各100円

netkeiba関西本紙の見解

【混戦模様】年齢とともに切れ味が鈍ってきている7ユーキャンスマイルにとっては、週末の雨は好材料。前走も勝ち馬とは離れたとはいえ、距離ロスは大きかったのは事実。強い相手に挑み続けた経験がそろそろモノを言う。12ディープボンドは前走急に花開いた印象だが、3歳時からまともならもっと出世していてもおかしくない馬だった。前走を見る限り、コース適性は相当高いかも。5ディアスティマは長距離戦に自信を持っている。

元騎手ならではの視点、展開重視 鈴木麻優の予想

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鈴木麻優

予想印
7ユーキャンスマイル(5人気)
17オーソリティ(6人気)

鈴木麻優の見解

※4/25時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 阪神芝3200mで行われるGI戦。本命視しているのは、ユーキャンスマイルです。タフな子で、長丁場のレースで良さが生きる子。前走の阪神大賞典では、重馬場で届き切らなかったものの終いは最速の脚を見せていました。

 昨年の天皇賞春も4着に好走している子で、今回の阪神コース変わりは終いの脚を生かすこの子にとって好条件。中間の追い切りではCWコースで積極的に乗り込まれ体を大きく使い力強い走りで好タイムをマーク。仕上がりにも期待します。

競馬記者の決断 鈴木正の予想

鈴木正の見解

※4/23時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 阪神大賞典を圧勝したディープボンド。ダービー5着、菊花賞4着と、そこまで突き抜けた存在ではなかったが、ここに来ての成長が著しいのか、目の覚めるような強さだった。引き続き阪神なら信頼できる。アリストテレス阪神大賞典が完敗だが重馬場でスタミナが切れたか。良馬場で見直す手も当然ある。ワールドプレミア日経賞3着。スタートひと息で外を回したのが痛かった。長距離適性は証明済み。カレンブーケドールも食らいつく。

魅せるデータ力 伊吹雅也の予想

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伊吹雅也

伊吹雅也の見解

※4/25時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 格の高いレースを勝ち切っている実績馬が中心。「“前年以降、かつJRA、かつ2200-3200m、かつGI・GIIのレース”において1着となった経験のない馬」は2017年以降[0-0-0-38]と苦戦していました。

 さらに「前走の着順が5着以下だった馬」は2017年以降[0-1-0-27]。大敗直後の馬は割り引きが必要です。

 なお「父にサンデーサイレンス系以外の種牡馬を持つ馬」も2017年以降[0-0-0-19]。施行コースが阪神芝3200m外内に替わるとはいえ、この傾向もある程度は考慮しておいた方が良いと思います。

 今年はオーソリティディープボンドの2頭が有力。いずれもこれといった不安要素が見当たりません。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 以前と比べて層が薄くなりつつある長距離路線にして、本レース2連覇中だったフィエールマンは引退。今年は確たる主役が不在のメンバー構成となった。それに加えて今年は阪神芝3200mというレアな条件で行われるので、予想の難易度がとても高い。

1.変わり身は少ない

 過去10年で3着以内に入った延べ30頭中、23頭は前走で3着以内だった。前走で掲示板を外していた馬で3着以内に好走したのは3頭だけ。前走凡走からの巻き返しは少なく、基本的に前走好走組が中心となる。

2.斤量経験が必要

 過去10年で連対した延べ20頭中19頭には、それ以前に57kg以上を背負って重賞で連対した実績があった。ただでさえスタミナが要求される条件で58kg(牝馬は56kg)を背負うことになるので、重めの斤量をこなした経験は求められる。

3.上がり必須

 2011年から先々週までに2400m以上で行われた阪神芝レース(未勝利除く)の成績を、上がり3ハロン順位別で見てみると、1位の上がりを使った馬は連対率65.8%・複勝率80.5%で、2位の上がりを使った馬は連対率51.3%・複勝率75.6%。対して、上がり6位以下だった馬は連対率2.3%・複勝率3.7%。阪神の中長距離は、内・外回りにかかわらず基本的に末脚上位の馬が優勢。

 ユーキャンスマイル阪神大賞典を2年連続で好走していることからも、今年本番も阪神開催になることはプラスに働きそう。昨年の下半期は不振だったが、前走の走りを見るに地力が衰えたというわけではないだろう。ここ2年の3・2番人気より人気を落としそうな今年は絶好の狙い目とみる。

 ワールドプレミアはここに入れば実績上位。前走を叩いて順調に良化しており、距離適性もある。内回りは未知数だが大崩れはないと見る。ディープボンドは前走馬場の恩恵もあったが強すぎる内容。1ハロンの距離延長は問題ない範囲だが、実績的にも1番人気は過剰なので当日の人気には注意が必要。

 ナムラドノヴァンは相変わらず人気がなさそうだが、長距離適性は高くここでも怖い存在。マークは必要だろう。以下、距離は持つが斤量カギのオーソリティ、良馬場なら巻き返しがあってよいアリストテレス、距離長いが安定感を買いたいカレンブーケドール

前半3ハロン理論 小林誠の予想

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小林誠

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

12

相手

1

3

5

7

14

17

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

12

2着

5

相手

1

3

7

14

17

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

12

2着

14

相手

1

3

5

7

17

30通り 各100円

小林誠の見解

【先行有利】まるで「横楕円の渦巻き」といったコース形態。レース後半になるほどコーナーがキツくなり、直線部分も短くなっていく。イメージ以上に、差すのが難しいコースといえる。ならば、ここは徹底的に「前」を狙うのが正解。12ディープボンド、05ディアスティマ、14ウインマリリンを上位に取るのは、そういった理由からだ。混戦模様につき、◎○▲☆の馬単ボックス主体での勝負をオススメしたい。

アグレッシブ予想 藤村和彦の予想

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藤村和彦

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

7

相手

2

3

5

8

12

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

7

2着

15

相手

2

3

5

8

12

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

7

2着

5

相手

2

3

8

12

15

30通り 各100円

藤村和彦の見解

【小波乱】ユーキャンスマイルは充実している。上積みが大きいオセアグレイトディアスティマはスピードを持続できる。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

12

相手

1

2

3

5

7

17

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

12

2着

2

相手

1

3

5

7

17

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

12

2着

1

相手

2

3

5

7

17

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

GI天皇賞・春。芝3200m戦。同距離コースを唯一経験しているのは☆ディアスティマ。105というのは低いかもしれないが単騎逃げ出来れば一発ある。しかし軸候補は前走値上位組から◎ディープボンド。雨残る阪神馬場天気予報もこの馬向き。相手○アリストテレスと▲ワールドプレミア。この2頭も有力。牝馬はどうかの一戦だが前走値いい△カレンブーケドール。さらに△ユーキャンスマイル、△オーソリティを。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

12

相手

1

2

3

5

7

17

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

12

2着

3

相手

1

2

5

7

17

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

12

2着

1

相手

2

3

5

7

17

30通り 各100円

田沼亨の見解

阪神大賞典の楽勝から12ディープボンドが有力。ステイヤーとしての素質が完全開花。調子も上向きなら初GI奪取だ。次位は3カレンブーケドールで長丁場は歓迎で上積みは必至なら期待できる。▲は1ワールドプレミア菊花賞馬のパワーが全開しそうだ。

厳選予想 ウマい馬券