【準備万端】フェズカズマは、父ドレフォン譲りのパチンと丸く張った、パワーあふれる砂仕様のスピード体型。母の父はネオユニヴァース、牝系の大本はクラフティワイフと、血統背景もキチンと筋が通っている。一週前の坂路調教で川田Jが跨り感触を確認。直前はもう息を整える程度、仕上がりにも抜かりはない。

　強敵はシュガーコルト。本数は少ないが、二週にわたって川須Jが手綱を握り、CWで上り11秒台を叩き出した。

　同じヘニーヒューズ産駒のハロースクロールは、母は全日本2歳優駿など交流重賞3勝。マルモリスペシャルの乗り込みも丹念。次いでスーパーラッキー、メズメライザー、アカノストロング以下、連下は丁寧に。

【難解】体幹のしっかりさが伝わる走りを見せている9フェズカズマ。16ウォームライトはスタートセンスあり。11メズメライザーは初戦から力出せる仕上がり。

【稽古動く】さっそく1頭が勝ち上がった、新種牡馬ドレフォンの産駒。ここの09フェズカズマも、稽古でかなりいい動きを見せている。ダートの短距離に向きそうなタイプで、出脚もあるので主導権が奪えそう。相手は、01スーパーラッキーと10ハロースクロールの2頭が上位評価組だ。ここは手広く、◎○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負したい一戦である。

【小波乱】ヒデノレインボーはスピード十分。ギンノカミカザリは仕上がり良好。シルヴァンエルフは実戦で持ち味を発揮する。

2歳新馬。ダート1200m戦。おそらく脚抜き良くなるダート。スタートから完全なスピード勝負になると見る。ヘニーヒューズ産駒は3頭。うちシッカリゲート出るだろう◎ハロースクロール軸抜擢。これが人気薄ならば面白い新馬戦。