【帰ってきた】
グラティトゥーが、デビュー勝ちの小倉でひと働き。サイズ454キロ、しかしこの
エピファネイアの仔は、胴回り、首差し、手先はスラリ、運動神経が高い。新馬戦は突然の雷雨、馬場は稍重。道中掘れた芝の塊が飛んだりしていたが、好位のポケットに収まり、いつでも動かせる構え。コーナーの抜け方も鋭く、ラスト3Fは推定12秒1-11秒9-11秒8(35秒8)。渋った馬場で加速ラップを描き、後続を5馬身とチギる独走だった。紫菊賞2着で軌道に乗るかと思えたが、重馬場を走った疲れは意外に大きく、
京都2歳Sは高速決着にも戸惑ったが、CW・坂路を交え丁寧に造り直しをはかってきた。
対抗の
コートダルジャンも小倉勝ち上り組。466キロという数字以上に大きく見せ、12秒5-12秒7-11秒7(36秒9)というレースの上りを、自身36秒0でスパリ(ラスト2F・11秒台連発)。母は亜1000ギニー優勝、亜
オークス3着。1勝クラスで終わる素材ではない。
ウィンドリッパーは、走るたびレース精度と時計レベルをアップ。走りにブレが少なくなった。
ソウルラッシュは、時計1秒更新にどう対応できるか。
ニホンピロマリブ、
タイフォンも、まだ上がり目はある。