【良質ステイヤー】
ファンタジアはステイヤー仕様の粘り強い走りをする。祖母は
フサイチパンドラ(
エリザベス女王杯)。そう、母は
アーモンドアイの姉。
ハービンジャー産駒は、牡馬だとウシっぽい感じの馬もいるが、牝馬は総じてスラリと出る。そのぶん腰など硬く、新馬戦はダッシュひと息。しかし、あわてず騒がずインに寄せ距離ロスを防ぎ、1000m通過、62秒0の緩ペースを中団で我慢。3コーナー手前で元気よく馬群に突入。外に持ち出し加速がつくまでヒヤヒヤしたが、上がり3Fのレースラップは11秒9-11秒8-12秒6(36秒3)。対する自身のソレは35秒7。
ハービンジャー産駒らしい持久力でゴール寸前外強襲に成功。初陣で2分2秒8もマズマズだった。前走は長期休養明け、20キロ増。出遅れ、小回りだと手綱もよりしごかなくてはいけない。勢いがついたところがゴールだったが、実のある3着ともいえる。2600mに延長はプラス、長丁場なら4角マクりもとれる。
フィレンツェはひと脚速く、前走で函館2600mを経験(2着)。
タイムオブフライトは、中京2200mを直強襲。洋芝向きの力強いフットワークをしている。
シングマイハートの粘り込み、
アイスジェイド、
ミアステラも連下圏。