【◎〇▲拮抗】
アスクビクターモアの半姉ケマーは、仏3勝(G1ロートシルト賞)、英2勝(コロネーションS)。東京・芝1800mの新馬戦は後の
札幌2歳S優勝馬ジオクリフの3着と遅れをとったが、上がり33秒8を計測。二戦目の中山1800m戦は1000m通過は62秒7の超スロー。
しかし残り1000m標識から一気に11秒3-11秒6とペースアップ、続く3Fも11秒5-11秒4-11秒9(34秒8)。自身の上がりは34秒1、重賞に近いHラップを経験した。アイビーSは、よもや折り合いを欠くとは。中山2000mは、コーナーごとに息が入れやすく、二走前のリズムで動かせばいい。逆転があれば
レヴァンジル。
母は仏3勝(GIII・オマール賞勝ち)。母の兄弟も英愛重賞活躍馬多数。新潟のデビュー戦は幼さ丸出し。ついて回っているうちにレースが終わってしまったが、二戦目の前走は前半1000mは60秒9。12秒前半のラップで淡々と流れ、上がり3Fのレースラップは12秒1-11秒3-11秒5(34秒9)。34秒4の脚を繰り出し2着馬をねじ伏せた。
ギアが入ったのは坂下、モタモタ感があるぶん対抗としたが、スイッチの入れどころを微調整できればクラシックが見える。単穴は
ヴァーンフリート。6月の東京1800mは、アチコチ確認しながら、モタれながらでも差し勝った。仕上げも急ピッチ、右回りのほうがフットワークも機敏。まだ腰回りが頼りないが
ミッキーブンブン、
サインオブサクセスも連下なら。