【上位拮抗】メズメライザーはダート千二は100%連対中。力強さは休み明けの前走以上で砂を被らず運べれば昇級でも即勝ち負け。アティードは前走3着と現級に目処立てひと息入るも動き素軽くクラス2走目でさらに。メディーヴァルも状態上向きで前走以上も可能。カイアワセは3走前の内容なら巻き返し見込める。ファイアランスも脚力は見劣らず、クロデメニルやアッティーヴォなどにも注意を払いたい。

【更に上昇】メズメライザーが、また一歩前進。2歳9月という早い時期に、中京6Fダートを1分11秒1でレコ勝ちした3歳馬。1勝クラスの12月の中山6Fダート・1分11秒4というタイムも、古馬2勝級に匹敵する好記録だった。3歳春は高額条件に6Fダート番組がなく、7-8Fを試してみたものの、やはりスタミナ不足。しかし、古馬初対決の二走前・恵那特別は良馬場・1分11秒1で2着。次走の岩室温泉特別はひと叩き効果で追走もスムーズになり、後続の追い出しを待ち余裕残しでフィニッシュテープを切った。前走後はCWで2本、坂路で一本、調教でもしっかり負荷をかけられ状態はさらに上向き。

　対抗はアティード。南関東・大井からの転入馬だが、名刺代わりにとJRA初戦の中山1200ダートを1分11秒3という好タイムで2着。続く東京戦は地方でも経験のない左回りに戸惑い二桁着順に敗れたが、福島の彦星賞は前半3F・31秒1というHペースに余裕をもって好位にとりつき、直線ひと気合いつけるとアッサリ後続を0秒7差にチギり捨てた。良馬場・1分7秒0という走破タイムも出色。前走の安達太良Sは中一週の影響か、テンションが上がり気合いが空回り。リキんで先行争いに顔を突っ込み末を甘くしてしまったが、プール調整など取り入れ心身の状態を整えてきた。

　一角崩しがあればクロデメニル。トレーニングセールで75万ドルで落札された良駒、新馬勝ちは2歳11月の阪神6Fダートだった。門別の交流重賞も経験させたが、前走の小倉5Fダート・58秒1というタイムもなかなか滋味深い。中間坂路で破格の時計を2本消化、昇級の6Fでも上位争い必至。

　乱戦になればメディーヴァルの差し脚不気味。岩室温泉特別は、6Fは久々ということもありエンジンのかかりが遅くなったが、二度目なら勝負どころの反応も違ってくる。

　初距離になるがファイアランスの決め手。ベイビーボスの春風S2着連対実績を連下に一考。

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【伏兵注意】混戦の顔ぶれなら、昇級戦でも9メズメライザーが先行策から押し切れると判断。14アティードは今回も好位付けの形が取れれば首位争いが期待できる。2カイアワセは安定感に欠けるが休み明け2戦目で差し脚がいきれば上位食い込みが可能。10ファイアランスは立て直した効果と距離短縮での前進に警戒して連下に押さえる。5ベイビーボスは前走が度外視可能で、条件替わりで改めて注意。この時期の成績が上々の11パワフルヒロコが連下の穴。

【小波乱】ファイアランスは対応力十分。コースが替わりベイビーボスが前進。メズメライザーは勢いがある。

3勝クラスのダート1200m戦。前走芝からは2頭。平均値で半数は90台に乗っているが、全体的にパッとしない数字メンバー。軸選びから難しい。平均値最下位の△クロデメニルあたりが人気になってくれれば荒れ期待もあるのだが…。3歳筆頭◎メズメライザー軸抜擢。相手に同距離コース110持つ○カイアワセ。平均値2位▲メディーヴァル。100台連発の☆アティードなど。

展開に注文はつくが末脚は威力がある10ファイアランスを推す。中山は実績があり終い勝負で差し切れる。次位は14アティードでうまく先行力を生かせればチャンス。▲は9メズメライザーで自在な脚があり逆転は可能。