【混戦】ブラストウェーブは札幌2歳S5着も緩さが目立った。休み挟み一段しっかりした印象で素質も非凡で勝ち負けを期待。ミッキーカプチーノは新馬勝ちが着差以上の内容で上積みも十分で連勝も。バルサムノートも休み明けも鋭さ増しておりセンスも上位。パクスオトマニカは前走内容上々でマイペースなら。シャンドゥレールも前進うかがえ、ラパンラピッドやエレガントルビーなどにも注意が必要。

【道は同じ】葉牡丹賞は、遠く近く、皐月賞ロードと道は同じ。ミッキーカプチーノも中山10Fの走りをここでガツンと覚えておきたい。母スティールパスはJRA5勝、地方重賞1勝。母の妹トレンドハンターはフラワーC優勝、桜花賞3着。3つ上の兄バイシュラバナは現役ダートで中距離4勝。エピファネイア産駒の本馬は、首も胴周りもズッシリとした構えの520キロの巨漢。やや皮膚は厚く仕草に遊びも多いが、押し出しは強く緩さの残る状態でも併せ馬では悠々先着。

　新馬戦は人気馬を格好のターゲットに置き進めるラッキーもあったが、11秒4-11秒3-11秒3(3Fは34秒0)というレースラップを33秒7でひと捻り。1Fは推定11秒0、力でグイとねじ伏せた。まだ水っぽさも残しコーナー4つの右回りも課題になるが、クラシック仕様のパワーと持久力は十二分に備わっている。

　強敵はバルサムノート。母はセントウルS、小倉2歳Sを勝った快速馬。デビュー前調教も今回も坂路1F・11秒台を計測。初陣は前半1000mは62秒8の緩ペース。少し行きたがる感じもあったが、首の使い方はダイナミック。直線入り口では外目を回されたが、11秒7-11秒1-11秒5(3Fは34秒3)というレースの上りを、自身34秒1で半馬身差抜け出す。追って味があり、ゴール板を通過してもうひと伸び。丸っこい体型のわりに距離も持ち、騎乗したホーJも「重賞級かも」と高評価を与えていた。

　ブラストウェーブは全兄ブラストワンピースにやっぱ似てますね。札幌2歳Sは瞬発力決着に泣き不器用さを露呈したが、マーカンドJなら多少強引にでも叩き出してくれる? エレガントルビーの萩S・1分46秒8という数値は、このメンバーでは説得力あり。

　シャンドゥレールはアイビーS2着で走りを矯正、中間の追い切りを見ると動きもよりパワフルになった。開幕週だが少し時計がかかる馬場ならスーパーマンも連下圏。

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【上位拮抗】10バルサムノートは休み明けでも乗り込み順調で、相手強化でも先行押し切りが狙えそう。5ミッキーカプチーノはコース替わりでも好位差しが届くとみて対抗に推す。13ブラストウェーブも素質的に互角以上で、流れひとつでチャンスあり。1ビターグラッセはスタートがカギでも早めに動けば上位争いに加わってきそうだ。6シャンドゥレール、2パクスオトマニカの先行力にも要マーク。

【小波乱】ミッキーカプチーノは素質十分。フロムナウオンはスピードを持続できる。上積みがあるビターグラッセも差はない。

2歳1勝クラスの芝2000m戦。全頭が芝から。前走同距離コース筆頭ならば75の△ビターグラッセが基準となる。ただここは同距離で80台が揃っている。狙うならば初戦同距離78勝ちの◎ミッキーカプチーノ。相手に前走値90○エレガントルビーと▲バルサムノート。一発に☆シャンドゥレール。以下、△打ちたい馬多数。印が足りない。

潜在能力は高い5ミッキーカプチーノが主力。決め脚はシャープで好機に仕掛ければ抜け出せる。○は13ブラストウェーブで素質は高く器用な脚があるので小回り向き。