【上位拮抗】ラズベリームースはアネモネS2着の実績が示すように脚力上位。骨折明けも乗り込み入念で素軽い動きも目立ちいきなりから。カヨウネンカは中1週も元気一杯で末脚生きる流れなら差し切りも。ディオスバリエンテは去勢効果うかがえ巻き返しに期待。ビジュノワールは得意条件に戻って力発揮を見込む。アップストロークも引き続き好調で、テラフォーミングやラッピングカラーズなどにも注意したい。

【我慢を教えた】カヨウネンカがワンプッシュ。ゴールドシップ産駒の栗毛マイラー、3歳にして走った数は[1736]。7-10Fと対応距離バンドは広く、よほどのスローでない限り辛抱強く終いを伸ばしてくる。前回は松岡Jがギリギリまで追い出しを我慢、馬群を捌きクビ差2着に肉薄。ちなみにマイル通過は1分35秒0、中山マイルは[0302]。1分47秒1というタイムは、ペースの違いはあるものの翌日の3勝クラス・常総Sより1秒4速かった。逆転の逃げ切りVならラズベリームース。東京マイルを1分33秒9で逃げ切り、アネモネS2着。桜花賞は17着に撃沈したが、自己条件なら格上主力。調教時計は地味、しかし11月末から1カ月超、乗り込みは万全だ。

　三番手はディオスバリエンテ。母はディアデラノビア、兄姉にディアドラマドレ、ディアデルレイ、サンマルティン、ドレッドノータスなど重賞連対馬がごっそり名を連ねる良血。自身もプリンシパルS2着で、クラシックも一瞬考えた。回数を使えず、右回りは久々。ややお試し的なマイル戦チョイスにも思えるが、高い資質で細かな懸案課題を一気にゴクリと飲み込む可能性あり。アップストロークは前回同距離で2着に好走。エリカコレクトは芝マイルに3着歴があり、年末のパワー馬場はプラス。テラフォーミング、ビジュノワールも連下なら。

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負！

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

【差し注意】13カヨウネンカは差し脚を長く使えるタイプで、距離短縮でも相手なりに動けそう。15ラズベリームースは長休明けでも乗り込み順調で、好位差しに期待して対抗に据える。2ビジュノワールは近走ひと息でもコース替わりがプラスになるとみて3番手にマーク。好位差しが安定している12アップストロークも押さえたい。9ラッピングカラーズは長休明けでもスピードに乗れるとみて連下の穴として一考。8キセキノエンジェルは休み明けの昇級戦でも仕掛け次第で上位まで。

【小波乱】ディオスバリエンテは去勢の効果がある。積極策でパルガンが踏ん張る。ユヌエトワールは舞台が変わり浮上する。

1勝クラスの芝1600m戦。前走ダートからは4頭。これは3歳筆頭◎アップストローク軸抜擢。相手に○カヨウネンカと▲ラズベリームース。一発には平均値トップ☆ディオスバリエンテ。ほかにも△テラフォーミングなど。

久々を叩かれた効果は大きい13カヨウネンカが主力。決め脚はシャープで好機に仕掛ければ抜け出せる。○は7ディオスバリエンテで東京が得意だが中山でも対応できる。