【力量伯仲】調教および血統は地味だが、
オリオンネビュラは、なかなかの好センスの持ち主。新馬戦は発馬はどっこいしょ、道中は中団馬群の内でひとまず我慢。少し頭が上りかけたが、1000mは新馬戦とすれば珍しいくらいの、57秒8というHペースで通過。折り合いは楽になり、逆に先行馬たちの脚は早々に怪しくなった。馬群がバラけ始めた3-4コーナーすぎ、追い出しのタイミングを計り外からスタスタ。上り3Fのレースラップは11秒6-12秒3-12秒6(36秒5)、対する自身の上りは35秒7。確かなグリップ力を保持する短距離の差し馬。体型はタンク型、少しくらい馬場は湿ってもいい。
本線は
ヤクシマとの追い比べ。父は英愛仏・北米を
サーキットし16戦6勝、5F重賞で3勝をあげたス
プリンター。馬体はムチムチ、CWで上がり1F・10秒7を叩き出した、芦毛の純正マル外。スタートはモッサリ。前半3Fのレースラップは35秒7という緩ペースで展開したが、急かせることなく3コーナー過ぎジンワリ外に持ち出し、有無を言わせぬ差し切り勝ち。前後半3Fのラップは36秒4-33秒7(走破時計は1分10秒1)と、大きな波があるが、決め手を活かすには1F延長は大歓迎。7F戦ならそんなに前半もおかれたりはしないだろう。
チカポコはマイルは長いのを承知で新潟マイルに参戦。体型は明らかに短の差し、
ききょうSから出直し。
アロマデローサは中間大幅な上積みがありそうだ。北海道組みでは
イコサン。
クインズエルサなど、今年の
ききょうSは好メンバーが揃った。