【力量互角】スタートなど小さな課題は依然残すが、
スタニングローズは、
新潟2歳S5着、
サウジアラビアRC3着。
デイリー杯2歳Sは先行して5着と、アレコレ工夫しながら重賞で戦ってきたが、自己条件なら正攻法の競馬で寄り切り。ただ少頭数でも拮抗。
対抗の
パンドレアは、父は
ロードカナロア、母はJC・
秋華賞優勝。母は若干遅咲き。娘もやや線が細く、慎重に12月のこの日までデビュー時期を模索。448キロは現状望めるギリギリの仕上げだったか。しかしいざ実戦では、1000m通過・58秒4のミドルペースにも慌てることなく後方馬群を追走。ラスト3Fのレースラップは11秒8-12秒0-12秒6(36秒4)。湿った馬場のタフな上り勝負になったが、ブレのない走りで35秒7でひと差し。2着に1馬身余の完勝をはたした。この血統は道悪が上手い。伸びしろも大きい。
レッドラマンシュは、精神面と駈けっこしながらの春。肉体はOPなのだが…。
セイウンハーデスは、なかなかの好センス。ひと絞りすれば違った伸びが期待できる。
スカイフォールは現状は子供。距離や戦法を鞍上と楽しみながら模索しているが、マイルの走りも即答できる賢さを備えている。