【セメント勝負】
セレシオンがセメント勝負で決着をつける。姉
クルミナルは
桜花賞2着、
オークスは3着。11月の阪神2000mを2分1秒9で新馬勝ちを決めた。二戦目の梅花賞は除外などあり4頭立て、1000m通過は64秒3の超スロー。早々に
トゥデイイズザデイとのマッチレースとなったが、最後の2Fは10秒8-11秒7。能力の在処は1F・10秒8というラップで示した。内にささったり、ゴール板過ぎて外に飛んで行ってみたり、いかに能力とレースを正対させるか。その課題をここでクリア――勝ち星を手土産に、いざ
皐月賞へと向かいたい。
レヴァンジルはクラシック出走権獲得のため関西へ遠征。10月の中山2000mを同日の2歳OP・
芙蓉Sより0秒3速い2分0秒6で快勝。年明けの1勝クラスは相手も手強く2着に取りこぼしたが、ゆりかもめ賞は、上がり3Fのレースラップは11秒3-11秒4-11秒6。逃げ馬を交わし切るのにひと手間かかったが、2400mを走って上がり34秒0ならマズマズ。
ゆりかもめ賞でつばぜり合いを演じた
ポッドボレットも当然上位争い。一発長打があれば
アスクオンディープ。初陣は見るからに幼さ丸出し。1コーナーを抜ける際、外にぶっ飛んでいきそうな素振りを見せ、怪しさ満点。しかし、スローの上がり勝負とはいえ3Fは12秒1-10秒9-11秒3(34秒3)。緩ペースに恵まれたにせよ10秒9という数値は純粋な能力。
マテンロウボンドも操縦性に優れ、新馬戦は上がり3F・11秒7-11秒3-11秒5(34秒5)というレースの上がりを34秒2の加速ラップで突き抜けた。