【GI級】ソーヴァリアントの素材は間違いなくGI級。少し古い記録になるが、能力の起点は昨夏の札幌2000m・1分59秒8。開催は異なるもののソダシの札幌記念と0秒3差の好タイムで悠々勝ち上がった。昨年のチャレンジCはスローの上り勝負とはいえ、上り4Fから一気に動き出し、続く3Fは11秒7-11秒6-10秒8-11秒6。阪神の急坂を実測値として10秒8で突き抜けた。オールカマーは、まさかの心房細動。その病は癖になりやすく予後を心配したが、南Wで6F追いを3本ミッシリ重ね息遣いにも乱れなし。

　次位はヒンドゥタイムズ。低迷期もあったが、去勢効果もあり本年夏の小倉記念2着、1Fが長い2400mの京都大賞典も4着に踏ん張った。阪神10Fは[2110]、条件はベスト。

　ブラヴァスも秋はケフェウスS4着、オクトーバーSは59キロを背負い最速の上りで0秒2差に追い上げてきた。エヒトは七夕賞完勝歴もあるが、冬場は毛艶はひと息でも体調自体は夏よりいい。昨年暮れの阪神10Fの中位差しは鮮烈だった。

　GIII、56キロならサンレイポケットの地力も軽くは扱えない。レッドベルオーブは、逃げてどこまで粘れるのか。ビーアストニッシドとの先手争いも含め要警戒。

　GIIIだが準オープン組やオープン特別・リステッド組はやや苦しく重賞組のほうが通用しやすい。いまは別定戦になったのでなおさらだ。今年は前走重賞好走馬が少ないので難しいが、京都大賞典4着の◎ヒンドゥタイムズを評価する。阪神コースとの相性も良い。

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【軸信頼】心房細動明けになるが、ここ2週の動きから影響はないと判断できる10ソーヴァリアント。2ルビーカサブランカは末脚はここでも上位。久しぶりに条件はベスト。9ブラヴァスは59キロの前走でもラストは伸びており復調の気配。

※11/27時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　阪神芝2000mで行われるGIII戦。舞台となるのは阪神の内周りコース。阪神の急坂を2回駆け上がるタフなコースのためパワーと器用さを持っている子から買いたい。

　本命視しているのは、ソーヴァリアントです。前走は心房細動の影響で競馬になっていませんが、中間は積極的な併せ馬を消化し、手ごたえ十分なままに好タイムをマーク。地力上位の一頭ですから立て直しに期待します。

※11/27時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　昨年の覇者ソーヴァリアントが軸。2番手追走からあっさりと突き放した勝ちっぷりはさすがだった。前走は心房細動。参考外でいい。

　エヒトは前々走の七夕賞が強い競馬。コース形態的には前走より今回の方がいい。ヒンドゥタイムズの前走はやや仕掛けが早かった。脚をためられれば、ここでも怖い。

※11/27時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　前走好走馬と、格の高いレースを主戦場としてきた差し馬が中心。「前走の着順が6着以下、かつ“同年、かつJRA、かつ1800m超、かつGI・GIIのレース”において“着順が12着以内、かつ4コーナー通過順が5番手以下”となった経験のない馬」は2014年以降[0-0-0-37]でした。

　あとはキャリアや臨戦過程も素直に評価したいところ。「出走数が19戦以上の馬」は2014年以降[0-2-3-54]、「前走との間隔が中2週以内の馬」は2014年以降[0-0-0-31]と、それぞれ苦戦しています。

　狙ってみたいのはビーアストニッシド・ヒンドゥタイムズあたり。いずれも実績上位ですし、大きな不安要素が見当たりません。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　以前は秋の阪神開幕週に行われており、当時の勝ち馬には、ジャパンCと宝塚記念を制したタップダンスシチー、春の天皇賞を勝ったスズカマンボ、宝塚記念と有馬記念を制したドリームジャーニーなどがいる。12年からこの時期の阪神に移動し、16年までは芝1800m、それ以降は芝2000mで開催されている。

1.若い馬が強い

　過去10回で3歳馬が6勝、4歳馬が2勝している。また、14年の勝ち馬トーセンスターダムと17年の勝ち馬サトノクロニクル、20年の勝ち馬レイパパレ、昨年の勝ち馬ソーヴァリアントは、これが古馬混合重賞初挑戦だった。若くて勢いのある挑戦者が通用しやすい傾向。

2.ゆとりのあるローテ

　過去10回で、中4-8週で参戦した馬は[8-6-4-38]で複勝率32.1％、中9週以上の休み明けだった馬は[1-2-3-17]で複勝率26.1％。対して、中3週以内だった馬は[1-3-2-56]で複勝率9.7％。

3.距離短縮組がやや優勢

　過去10回で、前走から距離短縮となる馬は[4-6-4-40]で複勝率25.9％あるのに対し、前走も2000mだった馬は[1-4-4-37]で複勝率19.6％、距離延長となる馬は[5-1-1-34]で複勝率17.1％。

　ビーアストニッシドは近走の内容からして、現状では2000m以下の距離に適性がありそう。前走菊花賞から距離短縮となるここで見直したい。

　ブラヴァスはいかにもムーア騎手と手が合いそうなタイプ。状態も上げてきており久々の馬券圏内好走まで十分。ソーヴァリアントは素質上位も、骨折に心房細動とリズムを崩している点かどうか。

　エヒトは新潟記念が案外だったが、本格化しておりGIIIなら上位の存在。コース設定も合っている。以下、仕切り直しのサンレイポケット、叩き良化型のヒンドゥタイムズ。

【巻き返す】先行指向は強めだが、内回りの芝2000mだと好位勢に流れが向きそう。本命は03エヒトで、七夕賞の再現を期待する。阪神替わりは好材料のはずで、久々になるが中間の気配も良好。巻き返せそうな雰囲気だ。相手は、10ソーヴァリアントと04サンレイポケットの2頭を上位に評価。ここは手広く、◎○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負したい。

【小波乱】ブラヴァスは軌道に乗った。地力があるビーアストニッシドが対抗。ディアマンミノルはスムーズなレースで浮上する。

GIIIチャレンジC。芝2000m戦。近年は3歳勢が活躍しているが、今年は△ビーアストニッシドだけ。ただこの馬も数値としてはさほど良いわけじゃない。昨年の勝ち馬▲ソーヴァリアントも前走からどこまで戻っているか。狙うならば平均値上位から◎ヒンドゥタイムズ。相手に同距離コース107は持っている○ブラヴァス。一発に平均値トップ☆サンレイポケット。

昨年の優勝馬10ソーヴァリアントが優勢。久々を使っての変わり身は必至なら連覇は十分。次位は12ヒンドゥタイムズで3勝を誇る得意コースなら巻き返せる。▲は2ルビーカサブランカで他力本願だが一発の魅力は十分。