【モノが違う】約一年振りの実戦になるが、ドナウエレンの才能を見過ごしては通れない。母ドナウブルーは重賞マイラー、母の妹は三冠牝馬ジェンティルドンナ。この一族は、とにかく走る気満々。競馬に対する意欲があまりに強すぎ、それが小さなトラブルにもつながったりするが、初勝利の中京1200m・1分9秒2は、古馬2勝クラスに匹敵。

　2勝目のしゃくなげ賞は、新潟では珍しい不良に近い重馬場。1分12秒0は一見平凡に映るが、「モノが違いました」とレース後ジョッキーがコメントしていた。蒲郡特別は極悪馬場を走った反動もあったか。テンションも上がり7着に敗れ、一年以上の休養を余儀なくされたが、坂路で上がり11秒台を連発。現地競馬ならテンションも抑えられるだろうし、2勝クラスは楽に通過しておきたい。

　本線は目下二連勝の3歳馬クリノマジン。小頭数のヨーイドンなら、スキップも動きやすい。小倉巧者カーフライターク。連下はチャイカまで。

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【上位拮抗】ここにきて急成長を見せている6クリノマジン。ソエが治まってきたのが大きいらしい。3ドナウエレンは長期休養明けになるが素質を期待された血統馬。いきなりも十分。5カーフライタークは少頭数歓迎。

【勢い乗る】未勝利と1勝クラスを好内容で連勝している、06クリノマジンに注目。ソエが固まったことで、力をうまく出せるようになった。少頭数のここならば、前々でうまく流れにも乗れそう。さらに連勝を伸ばすことを期待したい。相手は、07チャイカと04ロングファイナリーの2頭を上位に評価。◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負したい。

【小波乱】ロングファイナリーは地力アップ。ドナウエレンは仕上がり良好。クリノマジンはレースがうまい。

2勝クラスの芝1200m戦。前走ダートから1頭。連勝はしているもののまだ80台の勝ち数字なのは3歳▲クリノマジン。これならば前走も同距離94の◎スキップ中心にする。相手に○チャイカ。一発に☆カーフライターク。

連勝中と勢いに乗る6クリノマジンが優勢。平坦向きで抜け出せる。対抗は3ドナウエレンで先行力が生かせれば差はない。