クイーンSは前走GI組が強いのだが、今年はオークス組が多く、好走してきた▲ドゥーラにしても人気薄でのものなのでどこまでアテにできるかは微妙。
　
　一方でこのレースにおけるGIII組は、上位人気になるような実績の馬より、中穴レベルにとどまる馬のほうが回収率の面では優秀。◎サトノセシル、○ウインピクシスから馬連2頭流しで。

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【先行有利】前走のオークスは、思い切った競馬によって大敗を招いてしまった3ライトクオンタム。ただ今回への布石としては、それでも逃げの競馬に徹したことはプラスに出るはず。枠の並びもよく展開は恵まれそう。5サトノセシルは馬群を割る勝負根性は魅力。混戦になる今回は大きな武器に。1コスタボニータは器用な面があり、立ち回り器用。

※7/23時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　札幌芝1800mで行われるGIII戦。本命視しているのはサトノセシルです。あと一歩が決めきれていないものの混戦なレースで毎度安定して走れている点が好印象。小回りコース適正もありますから混戦の今回も引き続き注目です。

※7/23時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　昨年、札幌で2勝のドゥーラ。札幌2歳Sはラップ的にも評価できる勝利だった。オークス3着の地力をここで披露する。サトノセシルは昨年2着。速い上がりが使えないのでパワーのいる洋芝が最適。今年も好勝負。ビジンはマーメイドSで6着。勝負どころで先頭に立ち、ハイペースの中で見せ場をつくった。侮れない1頭。ライトクオンタムもGIIIなら。

※7/23時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　実績や距離適性を素直に評価したい一戦。「“前年以降の、JRAの、2000m未満の、オープンクラスのレース”において3着以内となった経験がない馬」は2017年以降[0-0-2-33]なので、過信禁物と見るべきでしょう。

　さらに「“JRAの、GIのレース”において14着以内となった経験がない馬」は2017年以降[0-1-1-32]。まだビッグレースに駒を進めたことがない馬は強調できません。

　あとは臨戦過程にも注目しておいた方が良さそう。「前走のコースがローカルだった馬」は2017年以降[0-0-2-25]でした。

　3歳のキタウイング・ドゥーラ・ライトクオンタムあたりも有力だと思いますが、より積極的に狙ってみたいのはイズジョーノキセキ。「前走のレースがヴィクトリアマイルだった馬」は2017年以降[3-2-3-6]と安定していますし、コース替わりはプラスに働くと思います。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　17年の勝ち馬アエロリット、18年の勝ち馬ディアドラをはじめとして、夏のローカルGIIIにしてはメンバーが揃うことが多い牝馬限定重賞。札幌は比較的コーナーが緩く、かつ平坦なコースであるから、他のローカルと比べると紛れが少なく地力がものを言いやすい。

1.前走敗れた馬が巻き返す

　札幌開催だった直近10回で、前走1着馬は[3-1-0-24]で複勝率14.3％と苦戦傾向。対して、前走6着以下だった馬は[4-5-5-58]で複勝率19.4％。特に前走GIで敗れていた馬が巻き返してくるケースが多い。

2.軸は4歳以下から

　札幌開催だった直近10回で、3歳馬は連対率21.4％、4歳馬は20.0％なのに対し、5歳馬は12.0％、6歳馬は11.5％。5歳以上の馬も3着に絡んでくるケースは多いのだが、軸は4歳以下から選ぶのが良さそう。

3.開幕序盤のスピード勝負

　昨年の覇者テルツェットはダービー卿CTを制した実績があり、20年の覇者レッドアネモスはそれまでにマイルで2勝、19年の覇者ミッキーチャームは阪神牝馬Sの勝ち馬、17年の覇者アエロリットはNHKマイルCを制していた。開催序盤に行われるため基本的にはスピード勝負となり、より短い距離に実績がある馬が活躍傾向。

　トーセンローリエは前走の桜花賞で18着と大敗を喫したが、初重賞がGIで結果的にはハードルが高かった印象。それまでマイル以下で3連勝していたようにスピード能力は確かであり、復帰のここで改めて期待したい。

　フィアスプライドは昨年の夏を超えて本格化。前走のエプソムCは相手が強かった割に大きく負けておらず、牝馬同士なら勝ち負けまで十分。ジネストラは前走の福島牝馬Sで重賞でも通用するところを見せた。2戦目で前進に期待。

　ドゥーラは51kgと斤量有利で外せない。ただ、前走15番人気だった馬を1番人気では狙い辛い。以下、状態をキープしているルビーカサブランカ、コース巧者のサトノセシル、洋芝合いそうなコスタボニータ。

オークス3着馬7ドゥーラが優勢。展開に注文はつくが51キロの軽量なら抜け出せる。次位は5サトノセシルで休養明けになるが能力でカバーできる。▲は4ルビーカサブランカで函館記念2着したように洋芝は得意で差はない。