【締め直す】セレンディピティの血統とポテンシャルに改めて注目。紐解けばバレークイーンを牝系の祖とし、ハービンジャー産駒の母は2勝。デビュー戦はグランヴィノスの資質に圧倒されたが、二戦目は3-4コーナーでグンと勢いがつき、12秒1-11秒3-11秒8(3Fは35秒2)というレースラップを、自身34秒7でスケールの大きな競馬を完遂。内回り2000mで2分1秒0、11秒前半の加速ラップは大したもの。才能に体力がついてこれず、ホープフルS、若駒S、毎日杯は結果が出せずに終わったが、充電期間を設け滞在競馬。劇的とまではいかなくとも、フンドシを締め直すいい短期放牧になった。

　対抗はバガン。前崩れの差し馬ゆえ本命にし辛いけれど、小回りの函館でもそれなりの脚が使えた。札幌10Fは、初コースながらもっといい。

　フェアエールングは二週前に当コースを1分59秒8で駈け、動かしどころや力量に手応え。マリネロの瞬発力、ジーニアスバローズの上昇度。ウインスノーライトも連下なら。

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【軸信頼】3歳重賞戦からの休み明けとなる9セレンディピティ。古馬との能力比較は難しいが、大人びたレースをするタイプで稽古もしっかりと動けている。3フェアエールングはやはり前走を見ても札幌の芝は合っている。ゴールドシップ産駒で雨も苦にしなそう。5ジーニアスバローズは滞在競馬2戦目で気配がグッと良化。

洋芝への適応力は高い8バガンが有力。決め脚は鋭く好機に仕掛ければ抜け出せる。○は9セレンディピティで確実にパワーアップ。能力でカバーできる。