【上位拮抗】アトロルーベンスは途上の状態で新馬戦を快勝。ひと息入れ調整も力強さ反応共に前走以上でスムーズなら連勝が見込める。マスクオールウィンは2走目の勝ち上がりも内容は上々で一戦毎の良化もうかがえ好勝負。コラソンビートも前走で上積み示し距離短縮も歓迎で争覇圏。ジュントネフも脚力見劣らずセンスの良さも魅力。ニシノオウジョもスピード見劣らず、ハッピーサプライズにも注意したい。

【ビートに乗ってけ】コラソンビートのスピード値が抜けている。祖母の弟はウインマーレライ(ラジオNIKKEI賞)、母の叔母はウインマリリン(香港ヴァーズなど6勝)。デビュー戦の東京マイルは1分35秒2・上り33秒3で3着(馬場は稍重)。開催トップランクの新馬戦3着とあれば、次走は確勝級だったか。前走体重は4キロ増の434キロ。サイズが示し通り仕上がりは早くパドックの歩きは気迫に溢れ、ならば今回はチカラの逃げが一番の安全策になる。

　馬の気に任せ1000mを58秒7のHペースで通過、上り3Fは11秒5-11秒8-12秒6(35秒9)。終わって見れば2着には3馬身差の完勝、1分34秒6というタイムも目標設定通りだったか。だが終いの1Fは12秒6、このラップを見ると7F短縮は正解。平坦の新潟なら多少苦しくなろうとも至極普通に押し切れる。

　ジュントネフは稍重・タフなハイペースで展開した東京7Fを1分22秒4でコンマ1秒差の3着。資質と地力で不良馬場の中京7Fを勝ったが、昇級、高速馬場に苦しむとは思えない。アトロルーベンスは阪神7Fを新馬勝ち。走破時計やラップ構成にモノ足りなさを感じるけれど、キングスローズの子供たちは6-7Fの3勝クラスを送り出しており、8月2日の坂路1F・11秒7に素質と上積みがチラチラ。

　マスクオールウィンは、新馬のマイルから6Fに転向、きれいな差し馬になった。尖った造りにならないよう体重を維持できれば、大井のイスラボニータ産駒マジックオブラブも面白い。

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負！

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

【順当】8コラソンビートは今回の顔ぶれなら現時点での完成度が上とみるのが妥当。5アトロルーベンスは初戦後の上積みが大きそうで、素質的にも上位とみて対抗に推す。1ジュントネフはここでも先行策が取れれば粘り込みが狙えそう。2ニシノオウジョは距離延長でも折り合いひとつで残り目が考えられそうだ。

【小波乱】コラソンビートはセンス上々。先行力があるマスクオールウィンが対抗。ジュントネフはレースがうまい。

デビュー戦で鋭い末脚を見せた5アトロルーベンスが優勢。高速競馬向きで血統背景も魅力。○は8コラソンビートでスピード能力は高く差はない。