【上昇一途】
パウオレのダート戦績は[4-0-2-0]、中山6Fは3戦全勝といまだ負け知らず。良馬場でも脚抜きのいい高速馬場でも後続を0秒5-7差に封じ込めてきた。前走の会津Sは7か月余の休養明け、体に少し余裕あり。内枠で包まれ気味になり馬群を割るタイミングが少し遅れてしまったが、進路を見つけてからの伸びは鋭く首差以上の完勝だった。今回も猛暑を避け3か月余の短期放牧明けになるが、一週前の南Wの調教では4F64秒3-35秒7-11秒6という快時計が馬なりで出せ、状態はほぼ万全。
第一本線は
サンライズアムール。前半部分をエキサイトして走ったり、心身ともにひ弱さを残すが、成長期間を設け中間の坂路調教では上り1F・11秒8という自己最速の上りを計測。遠征競馬に耐える体力と地力を養ってきた。
三番手は
サイクロトロン。本年の戦績は2着2回・3着1回、5戦してすべて掲示板に名前が載った。2-3着の中には中山6Fの
ジャニュアリーSや
京葉Sがあり、目標に合わせ追い切りタイムも一週事に強化してきた。
大駆けがあれば
フレッチア。
しらかばSを4着に追い上げ明らかに調子は上向き。性格は気難しく以前一度、欅Sで7Fダートを走らせた際、1番枠で砂を被り戦意を喪失してしまったが、4勝をあげているルメールJとのコンビなら砂で一変があっていい。
ワルツフォーランも小差。オープン昇級後、当コースの
千葉Sを3着、前走の天保山Sを2着に粘り込んだ。6Fに勝ち星がなく7Fを走るケースも多いが、5F戦績は[2-1-0-0]。スピード指数は一番といっていい。
タガノクリステルはオープン昇級緒戦を2着に粘り、交流重賞で0秒2差の3着に踏ん張った。ここ数戦遠征競馬が続き好結果は出していないが、
アティードは本年の
ジャニュアリーSの優勝馬だ。