【洋芝で11秒5を連発】
ステレンボッシュの牝系の大本は
ウインドインハーヘア。同牝系では若干傍流になるが、母の戦績は芝1800-2200mで[3-3-1-2]。常に全力で挑む好ファイターだった。
エピファネイア産駒の娘は初陣は456kgで登場。四肢や首、背中など全体に長く、あと20キロくらいは大きくなればいいか。函館の深いチップで3F・39秒0-12秒5を出す
パワーがあり、パドックでも尾っぽを
フリフリご機嫌。いざ実戦では1コーナー過ぎ大きく外にハネられる不利を被ったものの、すぐに内に切り返し最低限の挽回はできた。馬群の中でスタミナを温存、3コーナー過ぎでは進路を選べるほどの余裕が残っており、力感溢れるフォームで上り3F・推定12秒0-11秒5-11秒5(35秒0)でパンチアウト。
札幌2歳Sなどは
スキップしたが、
桜花賞を目指すにはまずマイル路線転換が重要。牝馬限定の
サフラン賞は、桜道への格好のステージになる。対抗は当該マイルを重馬場条件下・1分34秒7で駈けた
ララヴィエルジュ。二戦目の勝ち上がりになるが、
ラーンザロープスの札幌1500mの時計精度は水準以上。
テリオスルルはスピードの違いで9Fを逃げ切ったが、本来はマイラー。脚質転換が叶えば幅が広がる。