【ダービー馬の父に倣い倣え】大器
トロヴァトーレが、父
レイデオロに倣い
葉牡丹賞に登場。母の姉
ディアドラは世界を股にかけGI制覇、母の父は
パワーで知られる
エンパイアメーカー。父に似てパドックはチャカつき気味、新馬戦は馬体も仕草も余裕残し。1000m通過は62秒2のスローで展開。鞍上のルメールJも、気性や息遣いなど確かめつつ前半は急かすことなく後方を追走していたが、向こう正面でフットワークやハミ受けを確認。3-4コーナーから追い上げ開始し、直線に入りさらに一段ギアを上げ、12秒1-11秒4-11秒2(3Fは34秒7)というレースの上がりを33秒8で一気差し。中山の急坂を2F推定10秒台の仰天ラップを連発--中間美浦坂路で上がり11秒9という記録も計測、懐は相当深い。
第一目標は
マーゴットソラーレ。
札幌2歳Sは湿り気の多い特殊な芝に4着とモタついたが、東京の
百日草特別は1分59秒5という高速タイムで2着に粘り込んだ。
ショウナンラピダスの新馬戦は、スケールを感じさせる一気差し。半姉
キャサリンソフィアはケンタッキー
オークス優勝。現役2勝で二つ上の兄
ショウナンアデイブは、セレクトの落札価格は5億円超。父に
ドゥラメンテをもつ、本馬のお値段は2億円。体重は478キロ、発馬はモッサリだったが、この一族は機敏さというよりは
パワーが軸。前半1000mは60秒6の緩ペース、追走はやや押っつけ気味だったが、直線は大外、上がり3F・11秒4-11秒6-11秒1(34秒1)というレースラップを、自身33秒2で最後グイとねじ伏せた。不器用そうでマイルは若干忙しく血統的にも明らかに9-10F向き。徐々に首や腰回りも逞しくなってきた。
レイデラルースは前走で当コースを経験、9月期に2分1秒9でひとマクり。
コスモブッドレアの持久力。
マイネルフランツも連下なら。