【混戦】コナコーストは桜花賞が見せ場十分の2着。中間も鋭い動きを見せており落ち着いて運べれば勝ち負け必至。ヒップホップソウルも脚力は上位で素軽い動きも目立ち流れに乗れれば好勝負。サウンドビバーチェは久々意欲的に追われ仕上がり良く地力発揮を期待。サーマルウインドも力をつけておりこのメンバーでも。ライトクオンタムも弾み出ており、ルージュスティリアやソーダズリングなども侮れない。

【マイルの実力馬】サウンドビバーチェの地力を信頼。2-3歳春、マイルで2勝をあげ、チューリップ賞ではナミュールを相手に0秒3差の4着に粘り込んだ好素材。若馬時代はイレ込みが激しく、オークスは発走寸前に除外。しかし中山10Fの紫苑Sをクビ差2着に競り合う体力が備わっている。本年はマイル路線にターゲットを絞り、二走前の阪神牝馬Sは二番手からアッサリ抜け出す快勝。GI・ヴィクトリアマイルは、56kgを背負い残り100mまで必死に抵抗を見せ、走破時計は1分32秒7、0秒5差の5着に頑張った。浜中Jを背に坂路とCWを交え伸びは軽やか、乗り込みは万全。

　逆転があれば3歳馬ソーダズリングの才能。初勝利は3歳3月、フローラS2着権利を取りオークスやローズSにも挑んだが、臀部の形状はマイラー型、8Fを超えると脚色が鈍る。三年坂Sから1600mにチェンジ、構想通り外一気の完勝。スローの上がり勝負とはいえ32秒8は出色。今週から復帰をはたした武豊Jが極上の切れ味をいかに活かすか。お手並み拝見。

　コナコーストは、リバティアイランドを向こうに回し、桜花賞はゴール寸前まで首位を守る大健闘を演じた。オークスは出遅れ、秋華賞の逃げ作戦は裏目となったが、阪神マイルなら腰を落ち着け実力勝負ができる。

　ヒップホップソウルはフラワーC2着、紫苑Sを好タイム2着歴のある実力派。内回り10Fの秋華賞は折り合い第一に運び、大外を回す大味な競馬になってしまったが、マイルなら流れにも乗れ54kgなら上位に食い込める。

　サーマルウインドは3月の春興S大楽勝を契機に、本年の戦績は[2-1-0-1]。信越Sはゴール前手綱を抑える余裕があり、上昇度なら一番。

　フィアスプライドの、前回・府中牝馬Sの上がり32秒6も強烈だが、前年のターコイズSは中山の急坂を33秒5で3着に猛追してきた。フィールシンパシーは、前走1分31秒9という重賞級の快記録で楽勝。調教の伸びやかな動きを見るとフロック視は禁物。時計勝負になればここでも出番はある。

　ターコイズSは重賞になってだいぶ経つのだが、人気薄馬の激走がしばしばあったりしてどうも傾向がつかみづらい。人気サイドの馬を軸に、ヒモには人気薄も入れたい。

　◎コナコーストはだいぶ外の枠を引いてしまったが、マイルに戻るという点で期待。オークスは距離が長すぎ秋華賞もやや長めだったと思うが、最低限の競馬はしている。秋華賞がぶっつけだったので状態面の上積みも期待できる。

　○は人気薄からルージュエクレール。オープンで全く通用しない可能性もある一方、昨年のフィアスプライド(12番人気3着)のような存在になることもありうる。速い上がりを使えるのはとにかく武器。ただそれを過信して後方になりすぎないようにしたい。

　▲サウンドビバーチェは本来格上の馬。休み明けなのでデキさえあればここでも通用する。☆ミスニューヨークはこのレース連覇なので、近況と関係なく押さえたい存在。

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【波乱必至】かなりの混戦。一応の中心には距離短縮でも差し脚を長く使えそうな10ヒップホップソウルを指名。6フィアスプライドは昨年の僅差3着を評価。5ミスニューヨークはハンデ微妙でも差し脚がいきれば3連覇が視野に入りそう。15コナコーストは休み明け2戦目で差しに回れば一変が考えられそうだ。1ルージュエクレールは初の重賞でも決め手発揮に要警戒。好位差しタイプの16クリノプレミアムを連下の穴で挙げておく。

※12/10時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　中山芝1600mで行われる牝馬限定のGIII戦。本命視しているのは、コナコーストです。マイル戦で好位置からの決め手が使える子。3走前の桜花賞ではリバティアイランドに0.2秒差の2着。ここ2戦は長い距離に加えてGIの舞台でしたから得意条件に変わる今回は楽しみです。

※12/10時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　久々となるサウンドビバーチェだが、3歳秋の紫苑Sでスタニングローズ相手に懸命に踏ん張って2着の競馬が印象的。先団で運べるあたりは中山向き。ハイレベルの3歳勢からはコナコースト。前走はキャリアで初めて逃げる形。改めて狙える。サーマルウインドは中山得意。ヒップホップソウルも怖い。

※12/10時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　高齢馬は基本的に過信禁物。「馬齢が5歳以上、かつ前年のターコイズSにおいて3着以内となった経験がない馬」は2017年以降[0-0-0-33]と上位に食い込めていません。

　また「“同年の、JRAの、重賞のレース”において4着以内となった経験がない馬」は2017年以降[0-2-1-44]で、3着内率が6.4％どまり。なお、3着以内となった3頭は、いずれも前走の着順が1着、かつ前走の出走頭数が16頭以上でした。

　実績馬が多い今年は、年明け以降に格の高いレースで好走している馬を重視したいところ。コース替わりもプラスに働きそうなコスタボニータ・サウンドビバーチェ・ヒップホップソウルあたりは特に楽しみです。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

　暮れの中山マイルの牝馬限定戦として親しまれていたオープン特別が、2015年から重賞にリニューアル。同時に愛知杯が年明けに移動し、12月の古馬牝馬の目標レースとしての位置付けが明確になった。

1.若い馬が中心

　重賞昇格以降の8回で、3歳馬は[4-2-1-28]で複勝率20.0％、4歳馬は[2-5-4-27]で複勝率28.9％なのに対し、5歳馬は[2-1-2-36]で複勝率12.2％、6歳以上は[0-0-1-13]で複勝率7.1％。若い馬有利の傾向はオープン特別時代からあったが、それがより一層強まっている。

2.距離延長ローテは苦戦

　近8回で、前走から距離延長となる馬は[1-1-1-24]で複勝率11.1％と、同距離の[3-5-3-31]で複勝率26.2％、短縮の[4-2-4-49]で複勝率16.9％と比べると苦戦傾向。冬場のタフな馬場状態で、急坂の中山ということから、延長ローテでは踏ん張りがきかないケースも多いのだろう。

3.前走ローカルは苦戦

　近8回で、前走京都組が5勝、前走東京組が2勝。2・3着を見ても前走が東京・中山・京都・阪神だった馬ばかりで、前走ローカル場だった馬は[0-0-0-22]。

　コナコーストは前走が休み明けで秋華賞に出走しハナを切るも8着。リバティアイランドに早めに捲られてしまっては仕方がないだろう。3歳馬で距離短縮ローテのここは好走必至だろう。

　サウンドビバーチェは春のヴィクトリアマイル5着以来のレースとなるが、阪神牝馬Sを勝っているように、ここでは実績上位。休み明けでも走れるタイプで、ここは好走が期待される。

　キタウイングは中山芝1600mのフェアリーS勝ちがあり、3歳馬で距離短縮ローテ。不振が続いているが、重賞2勝の底力がここで発揮される可能性も十分。

　ソーダズリングは距離短縮の前走・三年坂Sを勝ったように、この距離が合うようだ。フローラS2着で、ここは差がない。以下、フラワーCと紫苑Sで2着のヒップホップソウル、シンザン記念勝ちがあるライトクオンタム、高齢も連覇中のミスニューヨークあたりまでが圏内。

【小波乱】サウンドビバーチェは地力上位。ウインピクシスは先行力がある。コナコーストは距離短縮で踏ん張る。

GIIIターコイズS。牝馬限定の芝1600mハンデ戦。斤量の上下差は4.5キロ。その最重量ハンデ課されたのは平均値トップ◎ミスニューヨーク。休み明けとなるが前走の同距離コース110からわずかに上がったハンデ分がどうかだけ。相手には同距離106持つ平均値上位で○サウンドビバーチェ。3歳筆頭▲コナコースト。一発には前走同距離108☆フィールシンパシー。106で△ルージュエクレールなど。

確実にパワーアップしてきた7サーマルウインドが主力。自在なあしがあり3勝を誇る中山でチャンス。次位は10ヒップホップソウルで中山は実績がありマイルでも対応できる。▲は15コナコーストでクラシックを歩んできた実力は上位。