【姉超え十分】
パールロードは、ひと夏越えれば重賞が見込める逸材。母は
秋華賞2着。半姉
アートハウス(
父スクリーンヒーロー)は、
ローズS・
愛知杯など現役4勝。父は
ロードカナロアにかわったが、四肢も背中も首もほどよく長く、
シルエットは明らかに中距離馬。デビューは1月の東京。いい馬だが、しかしものすごい暴れん坊。
血統馬らしい末脚は見せたものの、あの激しい気性はすぐにおさまるのか。しかし二戦目はパドックは気合不足に見えるくらい大人しい。スタートを決め流れを読み、1000m通過は60秒8のミドル。
パワーも要する稍重で、上り3Fのレースラップは11秒9-11秒6-12秒1(35秒6)、対する自身のソレは35秒3。ラスト1Fは推定11秒8、横綱相撲で3馬身差の完勝。馬場差を考慮すれば上りラップも1分48秒9もかなり質が高い。大事をとり間隔をあけ、調教もまだ目いっぱい攻めてはいないけれど、1勝クラスはよほど大きなアク
シデントでもない限り無事通過。
第一本線は
アイザックバローズ。二走前の中京・2分0秒6で、将来の3勝クラス以上は見えた。
パワーを要する馬場は得意、しかし大
寒桜賞はあまりに水分が多かった。稽古駆けする馬に後れをとることもあるが、京都をこなせればさらに未来が開ける。
ブレイヴロッカーも、
あすなろ賞2着あたりから俄然力量アップ。
アザレア賞は長い競り合いで2着、実力馬
サヴォーナも胆を冷やした。
カネフラ、
サスケ、
ダズリングブレイヴも、まだもう少し強くなる。