11R

菊花賞

15:40発走 / 芝3000m (右 外 A) / 天候:晴 / 馬場:良
2回 京都 7日目 サラ系3歳 オープン       (国際) 牡・牝(指) 馬齢 17頭
本賞金:20000,8000,5000,3000,2000万円
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ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

14

相手

1

7

8

11

12

17

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

7

相手

1

8

11

12

17

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

11

相手

1

7

8

12

17

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【余裕が伸びやかさを生む】クラシック三冠最後・菊花賞の真打は、皐月賞ソールオリエンス。デビューは2歳11月、牝馬と見間違いそうな華奢な造りでも、3歳1月の京成杯は外に膨らむロスがありながら、直線中山の急坂を一気にワープ。皐月賞は終始12秒半ばのラップが続き1000m通過は58秒5のHペースで展開したが、レースの上がりを1秒7上回る35秒5――重馬場条件下ラスト2Fを推定11秒7-11秒6見当の末脚を繰り出し、世代のライバルたちを一気にのみ込んだ。しかし日本ダービーは一転1000m通過は60秒4のスロー、近年でもごくまれな単調な上がり勝負。レースの上がりは35秒3なのに、上位入線馬のソレはこぞって33秒前半。時計や数字で強弱の選別がし辛くなったが、1-2着馬は皐月賞の2・1着。一冠目の熾烈な皐月賞が3歳世代の序列付けの大本なのだろう。その中心に位置するのはソールオリエンス日本ダービーは過大な人気を背負い、しかもスロー。馬込みは経験できたが、道中のフォームが鞍上・鞍下ともに窮屈になり、直線外に出すタイミングがわずかに遅れたぶんクビ差2着に後れを取ったが、勝ち馬タスティエーラと力はまったくの五分でいい。ひと夏越え、まだ馬体は未完成ながら、歩様にもブレが少なくなり、何よりパドックや併せ馬でリキんだりすることがなくなった。セントライト記念はスタートから最後まで構えを大きくとり、終始外を回したぶん2着に終わったが、心身ともに摩耗は少なく済んだ。14番枠もセントライト記念の経験が生きる? 日本ダービーで馬群を経験しており、スタンド前通過時点で、どこかで内に潜り込めれば3000mも楽々。京都は直線の入り口が広く、極端に外を回すことなく叩き出して行けばいい。

 強敵はタスティエーラ皐月賞は乱ペースを捌き直線坂上では勝負あったかに見えた。負けて強しとはあの2着だろう。日本ダービーへと向かう1カ月半の間に心身とも驚くほど精度の高い馬に造り変え、100点満点の競馬をサラリとやってのけた。時計云々はさておき、馬造りとは何かを一番に考え、尊敬できる日本ダービーだったなぁ。なんて、日本ダービーからぶっつけという野心的なローテーションもまたよし。調教の質量や馬体の姿形、力感溢れるフォームは、オークスから秋華賞へ直行、横綱競馬でモノにした先週のリバティアイランドと酷似している。鞍上はモレイラJ、名手は距離が長くなるほど、持てる技術を誰よりも上手に使う。

 三番手はサトノグランツ。父サトノダイヤモンド譲りの、やや晩成系のスタミナ型。春は京都新聞杯を勝ち日本ダービーは11着。春はスピード不足、見せ場なく終わったものの、神戸新聞杯は馬群を突き破ってレコ勝ち。川田Jの腕ももちろん大きく、ツボにハマった感じもあったが、京都の走りは一番に会得。たぶん今度もロスなくタイトな馬込みを捌いての強襲策に出るだろう。

 まだ幼さが散見するが、ドゥレッツァは東京10Fで上がり32秒7という破格の脚が使え、前走の日本海Sも先行有利の内回りを悠々後方から直強襲。いくぶん追い出しの反応が鈍いところがあるが、ルメールJは過去10年菊花賞2勝2着2回3着1回、今年の天皇賞(春)のレース運びにも唸った。試練の大外枠を引いてしまったが、条件戦からGIへ、新時代を築く可能性を秘めている。

 神戸新聞杯は寸でのところで頭差強襲に屈したけれど、サヴォーナの力量はサトノグランツとほぼ互角。中間CW追いを取り入れ馬体もビルドアップ。重くなっても距離が延びてもきっとバテない。ハーツコンチェルトは前走大事に外を回したぶん、追い込み届かずの5着に敗れたが、前哨戦とすればソールオリエンスと共通点あり。大穴1番枠を引いたトップナイフ。前走離された2着のぶん、最後の△となったが、本年の札幌記念はメンバー的にもレース内容も出色。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単1着流し
1着

11

相手

7

9

12

14

15

17

30通り 各300円

3連単フォーメーション
1着

11

2着

14

相手

7

9

12

15

17

5通り 各100円
3連単フォーメーション
1着

11

2着

7

9

12

15

17

相手

14

5通り 各100円

須田鷹雄の見解

 筋金入りのステイヤー、という言葉が死語になるほど日本にはステイヤー色の強い馬がいなくなり、中距離タイプが上がり勝負で菊花賞を勝ち負けする時代になった。前走上がり順位が上位の馬が好走する傾向が強くなっているし、今年は逃げ先行馬がさほど多くないので中緩みの形から上がりが速くなりそう。

 ○ソールオリエンスも上がり順位としては上位を続けてきたのだが、数値としてどれだけ速い上がりを出せるかということでは◎サトノグランツが面白いのではないかと思う。ダービーでは位置が後ろすぎて勝負に加われなかったので、それを踏まえて今回は妥当な位置を取ってくれるだろう。

 ▲ドゥレッツァは重賞初挑戦だがこれも上がり勝負は歓迎のクチ。まとめて状況を変えられるとしたら☆ファントムシーフ。今回展開を握りそうな一方で速い上がりには対応できない馬なので、うまく持続力勝負に持ち込みたい。ただ競合する馬がいないとついペースを落としてしまい、上がりが速くなりそうに思う。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

予想印
14ソールオリエンス(1人気)
1トップナイフ(8人気)
9ノッキングポイント(10人気)
8サヴォーナ(7人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

1

8

9

14

12通り 各400円

3連単BOX

1

8

9

14

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

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高配当もズバリ! netkeiba関西本紙の予想

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netkeiba関西本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

14

相手

1

4

10

12

15

16

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

12

相手

1

4

10

15

16

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

15

相手

1

4

10

12

16

30通り 各100円

netkeiba関西本紙の見解

【上位拮抗】休み明けで完調じゃなかった前走でも、勝ち馬は別としてしっかり力を示した14ソールオリエンス。環境の変化に強いタイプに見え、初の関西遠征もマイナスに出ないと判断。能力は抜けている。12ハーツコンチェルトは長く脚を使うタイプで長距離の適性はかなり高く見える。スタミナには自信を持っている。15ファントムシーフは鞍上3度目。一発があるとしたら今回。

元騎手ならではの視点、展開重視 鈴木麻優の予想

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鈴木麻優

予想印
15ファントムシーフ(6人気)

鈴木麻優の見解

※10/15時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 京都芝3000mで行われる3歳馬クラシック最終戦。本命視しているのはファントムシーフです。長丁場のレースはより騎手の手綱さばきが鍵を握ると考えます。ですからベテラン武騎手が騎乗予定のこの子に期待しています。追い切りでは積極的な併せ馬を消化し好タイムをマーク。仕上がりの良さにも期待します。

競馬記者の決断 鈴木正の予想

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鈴木正

鈴木正の見解

※10/15時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 日本ダービー優勝時の走りが非常にしぶとかったタスティエーラ。瞬発力勝負より持続型でレースの流れは鍵になるが、地力は一番。堀厩舎の調整なら久々にも不安はなく、2冠は成るとみる。相手は皐月賞ソールオリエンスセントライト記念で馬体が増えなかったのは誤算だが、その分、上積みはありそう。展開が向くと面白い。神戸新聞杯勝ちのサトノグランツ。父に似て夏にグッと成長した。ファントムシーフの巻き返しにも注意。

魅せるデータ力 伊吹雅也の予想

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伊吹雅也

伊吹雅也の見解

※10/15時点での想定に基づいた予想になっておりますので、回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 皐月賞以降の戦績が最大のポイント。「“同年4月以降の、JRAの、GI・GIIのレース”において3着以内となった経験がない馬」は2019年以降[0-1-1-42]とあまり上位に食い込めていません。

 さらに「前走の着順が4着以下だった馬」は2019年以降[1-0-0-29]、「前走との間隔が中6週以上の馬」は2019年以降[0-0-0-16]、「前走の距離が2000m以下だった馬」は2019年以降[0-0-0-13]。大敗直後の馬、休養明けの馬、比較的短い距離のレースを経由してきた馬は、それぞれ疑ってかかるべきだと思います。

 ちなみに「出走数が9戦以上の馬」も2019年以降[0-0-0-19]でした。

 特別登録を行った馬のうち、これらの条件を綺麗にクリアしているのは、サトノグランツソールオリエンスファントムシーフの3頭だけ。実績上位でコース替わりもプラスに働きそうなソールオリエンスは、相応に高く評価するべきでしょう。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 クラシック三冠の最終戦。20年にコントレイルが無敗で三冠を達成して以来、3年ぶりに京都に舞台が戻ってきた。使用される京都芝3000mは3コーナー付近にある急こう配のアップダウンを2回通るトリッキーな条件であり、出走各馬は3000mという未知の距離を走り切るスタミナに加え、道中をうまくやり過ごす折り合いや立ち回りの巧さも高いレベルで要求される。

1.凡走からの巻き返しは困難

 京都開催だった直近の20回で、前走6着以下だった馬は1勝しかしておらず、2着も3回だけ。前走凡走した馬がここで巻き返す余地は大きくないと言える。

2.上がりの速さと持続力が要求される

 3-4コーナーからのロングスパートになるのが通例で、後半に長く良い脚を使えるかという観点で見劣る逃げ・先行馬は例年苦戦しがち。京都開催だった直近の20回で、前走上がり3ハロンタイムが1位だった馬は複勝率23.4%、2位だった馬は複勝率26.0%なのに対し、4-5位は複勝率13.7%、6位以下は複勝率10.3%。

3.軸は継続騎乗の馬から

 京都開催だった直近の20回で、前走と同騎手だった馬の成績が[17-13-16-189]で複勝率19.6%なのに対し、乗り替わりの馬の成績は[3-7-4-106]で複勝率11.7%。また、乗り替わりで勝った3頭のうち、初騎乗だったのは18年フィエールマンルメール騎手だけだった。京都の長丁場という難しい条件において、乗り替わりがプラスに働くケースは多くない。

 サトノグランツは前走の神戸新聞杯などの内容から分かるように、一瞬の脚という点では他の上位馬に見劣るものの、その代わりに長い末脚という特長を持っている馬。春の日本ダービーでは不発に終わったが、今回の条件なら逆転も可能と見る。

 ソールオリエンスは距離延長自体はこなしてきそうだが、4角で器用な立ち回りが要求される京都コースへの適性に疑問符。直線で伸びてどこまで迫れるかといったところか。サヴォーナは距離や京都をこなしてきそう。神戸新聞杯の内容がフロック視されるようなら人気妙味も出てくる。

 ドゥレッツァは底を見せていない馬で、乗り替わりでも過去に3度コンビを組んでいるルメール騎手であるから評価は必要だ。以下、実績上位も好走傾向に合わないタスティエーラ武豊騎手とのコンビ魅力も条件替わりが合うか未知数のファントムシーフ、前走負け過ぎだが過去の実績から巻き返しの可能性は十分あるハーツコンチェルト

前半3ハロン理論 小林誠の予想

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小林誠

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

7

相手

6

8

9

11

14

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

7

2着

15

相手

6

8

9

11

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

7

2着

9

相手

6

8

11

14

15

30通り 各100円

小林誠の見解

【相手混戦】今年の菊花賞は、ダービー馬07タスティエーラを本命に推す。ぶっつけ本番というローテは気がかりも、堀厩舎らしい丁寧な仕上げで、いい状態にある様子。操縦性の高さが出てきたのは大きなプラスで、大きな武器となる。枠番もここならば乗りやすいはずだ。相手はひねり気味に、15ファントムシーフと09ノッキングポイントの2頭を上位に評価。◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負したい。

アグレッシブ予想 藤村和彦の予想

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藤村和彦

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

1

相手

6

7

10

11

12

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

1

2着

11

相手

6

7

10

12

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

1

2着

7

相手

6

10

11

12

14

30通り 各100円

藤村和彦の見解

【小波乱】トップナイフは最内枠を生かす。勝負根性があるサトノグランツタスティエーラは仕上がり良好。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

11

相手

1

7

8

14

15

17

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

7

相手

1

8

14

15

17

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

17

相手

1

7

8

14

15

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

G1菊花賞。芝3000m戦。全頭が初距離。コース経験あるのは4頭だけ。平均値トップはなんと☆ファントムシーフ。前走値では109△トップナイフが筆頭だ。それでも軸候補はトライアル戦上位組から選びたい。神戸新聞杯103◎サトノグランツ軸抜擢。相手に平均値3位のダービー馬○タスティエーラ。大外でも好走例あるルメール▲ドゥレッツァ。なぜか平均値下位△ソールオリエンス。一発△サヴォーナ。ほかにも押さえたい馬が残る混戦。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

11

相手

7

8

12

14

15

17

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

7

相手

8

12

14

15

17

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

11

2着

8

相手

7

12

14

15

17

30通り 各100円

田沼亨の見解

上昇度という点から11サトノグランツが有力。前走のレコード勝ちは圧巻でスタミナと持久力は上位で長丁場で真価を発揮する。次位は7タスティエーラで長丁場向きでダービー馬の意地を見せる。3番手は8サヴォーナで潜在能力は高くスタミナは豊富で一発の魅力を秘める。

厳選予想 ウマい馬券