【これから強くなる】マキシの母ラキシスはエリザベス女王杯優勝、母の弟は安田記念の覇者サトノアラジン。毛並みは超一級品、だが四肢はひょろひょろ、ひ弱さが気になる。ただ、フラフラしながらでも才能の高さで二戦目には未勝利を卒業。前走の京都新聞杯はペースやレベル云々はともかく、出遅れをハネ返し勝負どころでは早め2番手に押し上げ、残り100m地点では勝ちも一瞬見えた。まだ腰に肉がなく、やや始動が遅く距離9Fがカギになるが、体力自体は徐々に向上している。1勝クラスならごく普通に勝ち負けだろう。

　対抗のシュタールヴィントも母は桜花賞馬マルセリーナ、当然クラシックも頭にあったか。同じようにポテンシャルの高さで東京9Fを勝ったが、京都2歳S4着、共同通信杯は12着。体力不足であとが続かない。しかし自己条件の1勝クラスは3着。まだビッシリとは追えないものの、成長期間を設け坂路50秒8-36秒7-12秒1はキャリアハイに近い。馬体や気性など、その進化を結果で問いたい。

　ビヨンドザヴァレーも、あと1勝がかなっていれば、桜花賞路線に踏み込めていたか。

　やや一本調子だがトンジンチの逃げ。サスケ、ミントマークも連下圏。

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【上位拮抗】休み明けを一度叩かれて、体調アップしている2ビヨンドザヴァレー。6マキシはスタートイマイチも追ってからの伸びは上々。8ミントマークは少頭数で馬群を捌きやすい。

【叩き上昇】デビューからの3戦が、いずれも好内容である02ビヨンドザヴァレー。前走でも2着と能力があるところをみせたが、長期休養明けではさすがに能力全開とはいかなかった。ひと叩きされた今回は、文句なしの仕上がりにある。相手は、06マキシと04ショウナンアレクサの2頭が上位評価組。◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負したい。

【小波乱】サスケは自在性がある。スマラグドスは体調アップ。マキシは適鞍で浮上する。

1勝クラスの芝1800m戦。ここはほぼ3歳勢となったメンバー。90台もけっこういる。前走同距離コースでの基準とすれば86の▲シュタールヴィント。これでも悪くはないが、さらに一段上の決着になるかもしれない。狙うならば同コース94の◎サスケ。相手に同距離96持っている○ショウナンアレクサ。平均値トップ☆マキシ。ほかにも△ビヨンドザヴァレー、△トンジンチなどはレベル変わらない。