【実力伯仲】バロッサヴァレーの全兄はスワーヴリチャード。成長はゆっくりながら全妹も、将来はOPへの道を歩む。兄や姉とは毛色や体型は少し違うが、新馬戦は牡馬混合の2000mに出走。1000mは62秒4のスローで推移したが、後半5Fから一気に11秒9-11秒9にペースアップ。続く3Fのレースラップは11秒9-11秒9-12秒1(3Fは35秒9)、対する自身のソレは34秒2。前半の入りが遅かったぶん時計は2分1秒9止まりだったが、初陣とすれば上々。エリカ賞はスローに加え、道中中団の内に押し込められ直線を向いても身動きできず。もったいない競馬になったが、馬群がバラけてからひと脚使った。高野厩舎のタフな坂路2本追いも軽々消化、勝ち負けはポジション次第。

　第一本線はエレガントルビー。萩S3着、葉牡丹賞は10着に沈んだが、輸送で心身はガレガレ。現地競馬の小倉なら、昨夏の新馬勝ちの再現がある。

　アイスグリーンも小倉で初勝利。新潟2歳Sは余所行きの競馬になってしまった。ドットクルーは、こうやまき賞4着で高速決着にも目途が立った。カネフラ、マスキュリン、フリンジティアラ以下、連下は手広く。

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【混戦模様】新馬戦の福島で快勝したように、小回りコースの適性が高い7マスキュリン。4バロッサヴァレーは前走はレベルが高い一戦。この相手なら見直し。12アイスグリーンは小倉で未勝利勝ち。

3歳1勝クラスの芝2000m戦。前走ダートから2頭。同距離で80台持つ馬多い。あとはこれが小倉同距離コース戦になってどうかの比較。同距離コース基準としては前走78の△エールミネルヴァ。かなり難しいメンバー構成だ。狙うならば初戦同距離72勝ち◎フリンジティアラ。先手取れればしぶといはず。相手に○エレガントルビーと▲バロッサヴァレー。一発☆マスキュリン。

休養効果で中身が充実してきた3カネフラが有力。うまく流れに乗れれば差し切れる。○は12アイスグリーンで休養して中身が充実。鉄砲駆けの魅力を秘める。