【底知れない】
エバーハピネスの豪快な差し切りをみたい。配合は
ドゥラメンテ×
フランケル、近親に
アドマイヤビルゴが名を連ねる大物牝馬。配合図など思い芝9Fの新馬戦からスタートしたが、どうやら適距離はマイル近辺。東京1600mを1分34秒5の好タイムで勝ち上がり、牡馬混合の
ベゴニア賞では後の
NHKマイルC優勝馬
シャンパンカラーの0秒2差に迫った決め手の持ち主。屈腱炎のため1年2カ月の休養を余儀なくされたが、復帰戦は脚元にやさしいダートからソロリと進発、まずは4着。ひと叩きして馬体を絞り、福島1700ダートの強烈な後方一気の風景は、ちょっとした感動ものだった。1000m通過・60秒1という前崩れのハイペースの
アシストもあったが、レースの上がりが39秒8に対し、本馬のソレは38秒7。ラスト2F・推定12秒台のパワフルラップを並べ、手綱を抑えながら2馬身半をつけフィニッシュ。ちなみに1分46秒1は同日の2勝クラスと同タイムだった。一週前の坂路調教では52秒6-37秒6-11秒9をビッシリ。ポテンシャルや上積みを考えればV2十分。
強敵は
ニシキギミッチー。こちらも長期休養などありダート戦績はまだ[2-2-0-4]。京都7Fを1分24秒4で駆け、力勝負の東京7F・大島特別も上がり35秒4の末脚を繰り出し2着に急追。7Fと1700ダートはリンク率が高く、津村騎手の操縦も見もの。
次いで
サノノエスポ。
中ノ岳特別を1分52秒0、上がり37秒2という高速ラップで2着急追。福島御当地騎手・田辺Jの取り回しも楽しみ。
クリニクラウンは二走前の
尾瀬特別3着の追い上げも迫力があったが、先行断然有利の新潟の
咲花特別も最後方近くからクビ差2着に肉薄してきた。
ナンヨーヴィヨレは当コース[1-1-1-0]。
バックトゥザライト、
ブーバーは1700ダートではまだ底を見せていない。