【願い叶う】
レッドラディエンスの反応スイッチが重賞仕様に整いつつある。2歳函館の新馬戦は着外に終わったが、各クラスを2-3戦内に勝ち上がり、目下の戦績は[4-5-1-1]。マイルを勝てる速力があり、昨年夏の
日本海Sでは後の
菊花賞馬
ドゥレッツァと0秒1の2着接戦を演じた。二走前の
コパノリッキーCは上がり33秒1で逃げ切りVにもびっくり。
メトロポリタンSはオープンでどれだけの脚が使えるのか。スローを承知で慎重に末脚勝負にかけたぶん0秒3差遅れをとってしまったが、最速の上がりでガッチリ2着は確保。直線がフラットな京都10Fに1分58秒8・上がり33秒7という好記録を保持しており、操作性の高くなった今なら小回りの福島でもある程度ポジションを確保し二枚腰が繰り出せる。
対抗一番手は
リフレーミングの瞬発力。6歳を迎え本年は復帰緒戦から最速の上がりを3連発叩き出し、見違えるような機動力と切れ味で
福島民報杯を1分58秒9・上がり34秒2でゴール前一閃。前走の
新潟大賞典はスローに泣いたが、福島はバンク型のコーナーを利してのマクりで2戦2勝。
ゴムマリのように弾む調教風景も出色。
キングズパレスはジリジリながらも力を蓄え、[4-9-2-3]という戦績を積み上げてきた。
新潟大賞典鼻差2着でGIIIにおける力関係にも手ごたえを得た。
ボーンディスウェイは
中山金杯が0秒3差の4着、
福島民報杯はあと一歩で首位入線という見せ場を作った。黒鹿毛の馬体は色濃く輝き動きも迫力満点、チークピーシーズからブリンカーへと馬具を強化して臨む。
本年二走は
テンションの高さとハンデに苦しんでいるが、
ノッキングポイントは
日本ダービー5着、
新潟記念の勝者。南Wで長めから丹念に伸ばし、心身の合致を心掛けてきた。
カレンルシェルブルは小倉など平坦の10Fに良績があり、前年の
福島民報杯の勝者、今年は出遅れと勝負どころの不利に泣いたが小差5着と地力の高さは示した。連穴は
セイウンプラチナの単騎逃げ。前回の2分31秒4は、時期は異なるものの暮れの
有馬記念と0秒5差だった。