地方競馬場で行われる牝馬限定のダート交流重賞は年間10レース。開催場が持ち回りのJpnI、JBCレディスクラシックを除いた9レースのうち過半数の5レースが左回り(船橋、川崎)で行われている。牡馬の大レースは右回り・大井に集中しているが、牝馬が“砂”を極めるには左回り克服が大前提。裏を返せば右回りが主戦場の牝馬は牡馬相手でもJRAで適鞍を探す必要が出てくる。
◎
ミラクルティアラは全4勝を阪神、札幌、中山で挙げている右回り巧者。オープン入り初戦は川崎のJpnIIIスパー
キングレディーCに参戦も6着止まり。続く
BSN賞(新潟)は13着大敗に終わったがともに左回りでの結果ならば評価を下げる必要はない。一方、オープン入り後で初の右回りとなった前走・
大阪スポーツ杯(阪神)は牡馬相手に4着善戦。より小回りの福島で持ち味の先行力がフルに生きれば牡馬勢を従えての先頭ゴールインも期待できる。