【上位拮抗】
ソニックスターがダートマイラーロードを着実に歩んでいる。父は米国ではNo.1評価を与えられたイントゥーミスチーフ、牝系には種牡馬
ビーチパトロールが名を連ねる典型的アメリカン。レース運びに乱暴なところがありカトレアSは11着に躓いたが、前走は中団外目で折り合い、冬場の乾燥馬場を1分38秒0で走破。3歳1月期の東京マイル戦にしては破格の時計を叩き出した(翌日の古馬1勝クラスより0秒9速かった)。元々稽古は動くが7Fから追っても3F・35秒3-1F・11秒2が楽々出せ、ボディラインとハートもキリリと締まってきた。
ブシンは同じイントゥーミスチーフを父にもち、全兄
オーセンティックは
ケンタッキーダービー、
BCクラシック、ハスケル招待SなどGI3勝、他GII・GIII1勝。二走前からブリンカーを装着、前走は馬任せでハナを奪い、1000m通過・60秒0-1400m通過・1分24秒6というHペースを踏み、鼻差ながら逃げ切りV。1月期と4月期では馬場差や成長度合いなど大きく違うが(時計1秒くらい)、1分37秒2はメインの古馬オープン・
オアシスSと0秒5差と優秀。先手必勝を貫けば前走の再現も十分。
ラタフォレストもカトレアSは7着と足踏みしたが、2月の東京1600mを1分37秒5で後続に0秒6差の楽勝劇を演じている(ただし脚抜きのいい稍重)。コーナー4つの9F・
伏竜Sは8着に敗れたが、ワンターンの東京マイルで一変。1分38秒0で未勝利を圧倒してきた
ソレルビュレットも時計は互角。
セントラルヴァレー、
ルディックも連下なら。