【上位拮抗】ヘデントールは青葉賞8着も巧く立ち回れず不完全燃焼。素質は高く力強いフットワークも目立ち少頭数の自己条件なら勝ち上がりが期待できる。リアレストは前走快勝で東京の長距離に適性示しており一戦毎の成長もうかがえ昇級でも好勝負。オウケンボルトは現級上位証明済みで立ち回り次第で出番あり。タイセイフェリークも安定感魅力で、ミヤビも脚力は見劣らない。

【2着争い】ヘデントールが資質で圧倒。ステイゴールド産駒の母は芝1800-2400mで5勝、エリザベス女王杯にも参戦(8着)。年明けの中山10Fを2分0秒2という好タイム勝ち抜け、中1カ月半間隔をあけ3月は同じ舞台へ。重馬場条件下・前半1000mは60秒3のHペースで展開。道中はシンガリ、4コーナー手前から一気に大外を押し上げ、レースの上がりは12秒5-12秒5-12秒9(3Fは37秒9)、対する自身のソレは36秒6。走破タイムは2分1秒9ながら9F通過は1分49秒0。レース形態は異なるものの、メインのGIII・中山牝馬Sと同タイムだった。出遅れは覚悟しなければならない馬だが、青葉賞は後方で鞍上とリズムが合わず喧嘩状態。コントロールが利かず残り1Fになってやっとエンジンがかかったが、時すでに遅し。中間心身のあり様を見直し、3頭併せの真ん中でも折り合って伸びた。エスコート係はルメールJ、楽勝まで見込める。

　本命ほど記録的なインパクトはないが、リアレストも長丁場は安定。新緑賞の大外一気にワンステップアップが見て取れる。ハナを叩けばオウケンボルト。折り合えば2400mでもミヤビ。トロピカルライトも連下なら。

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【順当】5ヘデントールは前走ひと息でも今回の顔ぶれなら差し脚が届く可能性が高そう。1リアレストも差し脚堅実で昇級戦でも首位争いが狙えそう。3ミヤビは休み明けでも相手なりに差を詰めてくるとみて3番手にマーク。2トロピカルライトも展開次第でもこの頭数なら善戦以上が可能だろう。

【小波乱】ヘデントールはスピードを持続することができる。リアレストは脚質に幅がある。エイトキングゴッドはしぶとい。

2勝クラスの芝2400m戦。ハンデ戦。斤量の上下差はわずか2キロのメンバー。やはり3歳勢は恩恵を受けている斤量。ルメール◎ヘデントール。相手に○リアレストは上位評価にしておく。コース100あるのは▲トロピカルライト。同距離96☆オウケンボルト。

自己条件なら地力で勝る5ヘデントールが優勢。他力本願だが能力で補える。○は2トロピカルライトで54キロなら終い勝負で面白い。