【波乱含み】テンペストは現級上位証明済みで久々も素軽い動き目立つ。難しさ持つ血統背景で初ダートはカギも能力は高く噛み合えば勝ち上がりが見込める。セイウンマカロンは転厩を機に上昇中で前走内容なら昇級でも。ティファニードンナは骨折明けも乗り込み入念で調教通りなら出番まで。デイジーも久々で初ダートも素質は上位。テンホワイトラブは末脚堅実で、ビップレーヌやマフィンなども侮れない。

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【上位拮抗】12ティファニードンナは長休明けでも仕上がり良好で、先行粘り込みに期待。10テンペストは初ダートでどうかだが、素質で克服する可能性が十分にある。2デイジーは長休明けでの昇級戦でも限定戦の組み合わせならチャンスあり。4セイウンマカロンは先手主張の形が取れれば残り目が考えられそうだ。9マフィンは苦戦続きでも時計勝負の馬場になれば一発も。距離短縮で臨む7ビップレーヌが連下の穴。

　デビュー戦(札幌芝1800メートル)はアーバンシック(GIIセントライト記念1着、GI菊花賞出走)から0秒7差6着。今から思えば相手も悪かったが…。

　◎セイウンマカロンが勝ちあぐねた最大要因は走るべき舞台を間違えていたからといえそうだ。芝は3戦(6→5→5着)で見切りを付け以降はダートに転戦。徐々に馬体を増えていくとパフォーマンスも良化し、トータル13戦目(ダート10戦目)の前走で待望の初勝利を手にした。

　前々走の勝ち馬エリカサファイアはすでに2勝クラスを突破、ダートでも相手には恵まれなかったが…。同レースでマークした1分37秒6(東京ダート1600メートル・良)は良馬場の持ち時計で今回のメンバー中最速となる。つまり前走(1分37秒8・良)の3馬身差の圧勝は相手に恵まれたワケではなく、当然の帰結ということに。4か月ぶりの復帰戦でも引き続き舞台は実績十分の東京ダートならば、いきなり古馬撃破も期待できる。

1勝クラスのダート1600m戦。牝馬限定。前走芝から3頭。ダート組筆頭は前走同距離コース86◎セイウンマカロン。芝からの高数値で○テンペストと▲デイジー。一発に平均値上位から☆マフィン。ほかにも△ビップレーヌ、△ミエノブラボーなど。

休養効果で中身が充実してきた4セイウンマカロンが有力。自在な脚があり東京向き。○は2デイジーで仕上がりは良好で格上げでも差はない。