【上位拮抗】ベンサレムは2走目から力発揮し以降は崩れなく距離延長でさらに前進中。前走も強いレース内容でひと息入るも動き上々で連勝を見込む。マンデヴィラは昇級戦から3走連続3着と僅差のレースを続けており初の東京も問題なくもうひと押しも十分。ミッキーカプチーノは脚部不安による長休明けも態勢は整い潜在能力も上位。ローレルキャニオンも巻き返し可能で、オウケンボルトにも注意したい。

【上位拮抗】ベンサレムが、また一歩前進。戦績は[2-2-1-1]、キャリアを積み距離を延ばすたびレース内容アップ。瓢湖特別は稍重に加え1000m通過は62秒3のスロー。走破タイムは2分15秒6止まりとなったが、時計の出にくい内回りで、推定12秒1-11秒8-11秒8(35秒7)という力強いラップ構成で2着に0秒4差の完勝。5F中心ながら攻め馬時計も更新、ルメールJも前走の感触と昇級への手ごたえを感じているだろう。

　対抗のウィープディライトは2200mで1勝、新潟の内回り2400mの萬代橋特別をイン一気で勝ちあがってきた3歳馬。初距離のぶん三番手としたが、マンデヴィラは浜名湖特別は後半5Fをほぼ11秒台のラップで走破。鞍上はC.デムーロ、2400mでも上位争いに名を連ねてくる。2022年以来になるがミッキーカプチーノのポテンシャルは文句なしにオープン級。ローレルキャニオンは佐々木Jがひと押し。オウケンボルトの逃げ残りが押さえ。

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【上位拮抗】混戦の組み合わせなら、2年近くの休み明けでも3ミッキーカプチーノの素質に期待。1ベンサレムは昇級戦でも力量的に通用十分とみて対抗に据える。4ウィープディライトは去勢2戦目の前走が好内容で、再度の差し脚発揮に要注意。2ローレルキャニオンは連闘でも堅実に差を詰めてくる脚を評価して連下に押さえる。6マンデヴィラは昇級後も善戦続きで、再度の流れ込みに要警戒。

　ワールドエース(GIIマイラーズC1着、GI日本ダービー4着)、ワールドプレミア(GI菊花賞1着、GI天皇賞(春)1着)、ヴェルトライゼンデ(GII日経新春杯1着、GI日本ダービー3着)。それぞれ“専門分野”は異なれど、母マンデラが送り出した産駒たちにとってクラシックディスタンス=2400メートルが守備範囲に含まれることは間違いない。母の父アカテナンゴはバーデン大賞連覇など12ハロンG1を6勝、代表産駒ランドは95年のジャパンC勝ち馬ならば、東京2400メートルはもちろん勝って不思議のない条件となる。

　マンデラにとって11頭目の産駒となる◎マンデヴィラはデビュー7戦を1600-1800メートルで消化。6戦目で2勝目をようやくゲットと偉大な兄たちと比べると出世スピードは極めて遅かったが…。距離を2000メートルに延ばした直近2走が連続3着、自身上がりは出走中3→2位とレースぶりに良化の兆しが見えてきた。気性面の成長により、ようやく母系が保証するスタミナを発揮できるようになったならば、距離はさらに長いに越したことはない。鞍上にC.デムーロJを確保して臨む東京2400メートル戦で良血馬が本領発揮のシーンに要警戒だ。

【小波乱】ベンサレムは安定度が高い。ウィープディライトは勢いがある。ローレルキャニオンは条件が好転。

2勝クラスの芝2400m戦。少頭数ながらかなりの混戦。狙うならば前走ダートからの芝同距離で96出ている◎ウィープディライトか。相手に○ベンサレムと▲マンデヴィラ。一発には長休明け☆ミッキーカプチーノ。ほかにも△オウケンボルトなど食い込める。

スタミナは豊富な1ベンサレムが優勢。先行策から流れに乗れれば勝機。○は6マンデヴィラで長丁場向きで変わり身は十分。