【ブリンカー効果】
パウオレがブリンカーを新着、勝利へのワンプッシュが期待できる。[4-1-4-2]というダートの全成績のうち、着外2回は関西遠征と左回り。中山6Fに限れば[3-1-1-0]と、馬券対象から外れたことがない。
安達太良Sは休み明け、やや重めの造りの影響もあったか。
トップギアに入るまで少し時間を要し、勢いがついたところがゴールだったが、秋の中山に備え南Wで長め6F追いを6本消化。一週前調教ではラスト3F・35秒2、最後の1Fは10秒9を馬なりで計測。息遣いのよさと集中力の高さが数字からも読み取れる。
対抗馬は好調
ジュンウィンダム。上越Sは自己最高の512kgにビルドアップ。前半の3F・34秒0というHペースをリズムよく中団で運び、レースの上がりを0秒8上回る36秒4の伸び脚で逃げ馬をキッチリ1馬身差で捕らえた。1分11秒2という走破時計は翌日のオープン・
NST賞より0秒2速く、ラップ構築などの内容も上越Sのほうが上だった。阪神の坂や7Fを勝てる体力があり、初の中山もきっと苦にはならない。中間坂路調教を3本消化、ローテーションも体調も万全。
59kgを背負うが、割って入れば
サンライズアムールの速力。
栗東Sは1200m通過・1分11秒0というタフな流れを自ら牽引、後続の追い上げを封じ込めた。6Fなら差しにも回れ、二週にわたり調教でルメールJが跨り仕上がり度合も把握。
オメガシンフォニーはオープン3戦目、中山は5戦4勝。横山武Jとのコンビで[4-1-0-1]。調教メニューと負荷などにも配慮がうかがえ、反転Vに着々。
メズメライザーも
NST賞は追い込み届かずの3着に終わったものの、春の中山・
千葉Sを2着と好走。追い比べの展開になれば先頭の背中が見えてくる。
アドバンスファラオは目下2連勝。脚抜きのいい馬場とはいえ、
桶狭間Sの6F通過タイムは1分9秒6。湿った馬場なら昇級でも面白い。