【新進気鋭の良血牝馬】
ミエスペランサの母は
ファンタジーS優勝、母の妹
ミアネーロは今春
フラワーCを奪取。年明けの京都マイルを1分35秒1、正味1F・11秒2見当の切れ味でスパリと新馬勝ちをはたした。
君子蘭賞は432(-6)kg。カッとなりやすい一族ゆえ、まずは馬をなだめることが先決。1000m通過・61秒0のスローを、ゆるゆるとシンガリ追走。一族は細めのわりに渋った馬場に強く、11秒5-11秒3-12秒4(3Fは35秒2)というレースラップを自身34秒8で鮮やかな外強襲に成功。マイル通過・1分35秒9は同日の古馬2勝クラスと0秒3差、1分48秒3も重馬場とあれば胸を張っていい。予後の乗り込みも青写真通り。対抗の
ロードマンハイムは小倉戦圧勝に続き、
シドニーTを0秒3差の2着。1分44秒9は一週前の
都大路S(OP)と0秒1差、充実振りを時計でも示した。中一週、追い切りはDPコースで軽めだが、道悪も込みでの勝負とみれば目を瞑っていい。
ドットクルーは新潟2着に続き前走当該コースを1分45秒0で小差の3着。勝ち抜けまでは微妙だが、
ストップザタイム、
エルディアブロも2、3着なら。