【イッツ・ファイン】
サトノルフィアンが確変モードに入った。芝マイル路線からダートに転向し、3勝クラス脱出までに適距離や身体造りなど探ってきたが、前走のBSイレブン賞で7Fの組み立てをほぼ完全にマスター。1000m通過・59秒6-1200m通過・1分11秒3というよどみのないミドルペースを抜群の手応えで道中二番手に構え、ラスト2F・11秒台半ばのラップを並べ最速の上がりで4馬身差完勝。「今後が楽しみ」というコメントがレース後にも伝わってきた。一週前に坂路50秒4-36秒9-12秒3を目いっぱいに追い、日曜追いを重ね直前は軽めという調教メニューも前回と同じ。京都コースにも2着歴があり右左の回りも問わない。
第一本線は
レオノーレのスピード。レース運びに少しムラはあるが、二走前の
コーラルS2着でオープンでの立ち位置はわかった。
アハルテケSは久々、若干重め、距離はマイル。慎重に感触を確かめながらの9着に終わったが、7F戦は4勝。東京コースながら不良馬場を1分21秒9という高速タイムで走り、雨予報は強力な
アシストになる。
エーティーマクフはコースを問うことなくオープンで2・3・2着、団野騎手が二週にわたって手綱を取り坂路で好時計を積み重ねてきた。
エルゲルージの勢いも魅力。
高瀬川Sは従来の先行策から一変、鮮やかな後方一気に戦法をスイッチ。1分23秒8という記録も現級レベルにあり、馬体やキャリア的にもまだまだ前進が見込める。時計短縮が鍵になるが、
テーオーステルスは京都は2戦2勝、リズムよくマクっていける。
ロードアウォードはクラス二度目、調教や筋肉量の在処を見直してきた。