産駒のJRA重賞初制覇は22年・GII
デイリー杯2歳S=
オールパルフェ。同じく初年度産駒(現4歳)の
レーベンスティールも芝を主戦場とし重賞3勝をマーク、次週のGI
天皇賞(秋)には有力馬の一角として臨む。
つまり種牡馬
リアルスティールは自身の競走成績(芝17戦4勝)通りに芝向きの種牡馬と考えられたのだが…。現3歳世代からは、まず
フォーエバーヤングが3連勝で2歳ダート王(全日本2歳優駿)に就くと、年が明けてからもサウジダービー→UAEダービー連勝から
ケンタッキーダービーでも3着好走と世界レベル活躍。帰国後もジャパンダートクラシックを制し、改めて世代トップのダートホースであることを誇示した。
さらに
チカッパも
北海道スプリントC→東京盃と短距離ダート重賞を連勝。むしろ砂上こそが輝ける場所である印象を強めている。
先週日曜東京8R(2勝クラス・ダート2100メートル)でも初ダートの
リアレストが5番人気の低評価を覆して3馬身差快勝。現3歳世代の
リアルスティール産駒をダートで無視しているようでは、勝ち組に回ることは不可能な情勢となっている。
◎
レッドリベルタは末脚勝負に徹するようになってからは4戦連続で出走中最速上がりをマーク。5馬身差圧勝でマークした前走の1分52秒1(中京ダート1800メートル・良)は稍重だった翌日の3勝クラス・
白川郷Sに0秒3差という優秀なもの。机上の計算では、その速力はすでにオープンレベルに達していると判断することも可能。つまり2勝クラス程度は通過点に過ぎず、ここは相手探しに専念すべきだ。