フルゲート割れとなった先週・GI
秋華賞(15頭立て)と異なり、GI
菊花賞は18頭が名を連ねたが除外馬はゼロ。特別登録を行った18頭がそのまま確定出馬表のメンバーとなった。昨年がフルゲート割れの17頭立て。1勝クラスはともかく2勝クラス在籍ならば少なくとも抽選対象となることは想定できるのだが…。当レース(2200メートル)に出走する3歳馬3頭はいずれも
菊花賞に特別登録を行わなかった。“距離適性重視”は聞こえがいいが、後ろ向きの選択である面も否めない、ならば3歳勢の影に隠れた歴戦の古馬狙いこそ妙味が期待できる馬券作戦といえよう。
6歳馬の◎
タガノカイは昨秋から不振に陥ってきたが、典型的なカンフル剤といえる“障害効果”により、今夏から復調モードに突入した。直近3走(3→6→2着)はいずれも人気順を上回る着順。つまり現況にイメージが追い付いていないのだ。そもそも2-3歳時は重賞にも3回出走し、GIII
きさらぎ賞(中京2000メートル)を4着善戦。22年の一宮特別(中京2200メートル・2勝クラス)では
ボルドグフーシュ相手に2着と善戦。その勝ち馬はGII
神戸新聞杯3着→
菊花賞2着ならば、こちらも長距離重賞を好走可能なポテンシャルの持ち主と判断できる。後輩たちに威厳を見せ付ける粘走に要注意だ。