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ステップ・ジャンプ】
スズハロームが大外一閃。若馬時代マイルで大楽勝の星があり、上がり32秒6という強烈な数値をマークしたこともある。だが8Fは折り合いに汲々、7Fが舞台とあれば[3-0-1-1]。二走前の
京王杯SCは初の重賞挑戦、前半は慎重に流れに沿い、直線勝負で脚を確かめる一戦となったが、33秒3の強烈な末脚を繰り出し0秒4差の3着入線を果たした。乱戦となった
CBC賞はクビ差2着強襲。6-7Fでの決め手と力量を確認できた。元々坂路は桁違いに動くが、中間CWの追い切りの負荷を一段上げ、直前の坂路は1F・11秒6。いま馬が唸っている。開催も進み徐々に外差し有利な馬場にも変化している。
第一目標は3歳馬
クランフォードのスピード。母は9Fの
フラワーC優勝、母の姉2頭も牝馬重賞
タイトルホルダーを手にした良族。父に
ブリックスアンドモルタルを配し、本馬はコンパクトなスピード体型に変身。7Fに照準を定め目下3連勝。前回の豊明Sは前半3F・33秒0-5F通過・55秒8-6F通過・1分7秒2という超
ハイラップを、我慢強く二番手で進め1分19秒0のレコード勝ちを達成。ゴール前は息遣いを確認する余裕もあり、2カ月のリフレッシュ期間を設けたことで疲れも癒え動きは闊達。京都コースは[2-1-0-0]、GII
アタックの準備は整った。
まとめて負かせば
アグリ。昨年2月の
阪急杯優勝以降8戦して2着2回、3着1回とやや苦戦が続いているが、中間ブリンカーを着用し集中力はアップ。四肢の動きにもダイナ
ミックさが戻った。鞍上にC.デムーロ騎手、
CBC賞惨敗から反転攻勢は十分。
ウインカーネリアンは力勝負の東京マイルに1分31秒8という勝ち時計があり、7F通過ラップを見ると直線平坦の京都の
スワンSは吉と出る可能性が高い。
ノーブルロジャーは重馬場の
毎日杯2着もあるが、
ポートアイランドSのフットワークや伸びを見ると良馬場の瞬発力勝負でこそ。
ダノンマッキンリーは
ファルコンSを一気差し。まだ伸びしろの多い3歳、折り合いを覚えれば前進の余地あり。