【本領発揮】ゴールデンスナップはマラソンレースでこそ。2400-2600の舞台は[3-3-1-1]、3000mの阪神大賞典は格上挑戦ながら5着入線歴を残した。前走のタイランドCも最速の上がりを計測、オープンでもアタマ差2着に肉薄した。京都コースは[2-2-0-0]、自己条件の3勝クラスなら普通に勝ち負け。

　サトノクロークも2400-2600mは[2-1-1-1]。父はサトノクラウン、渋り加減の馬場は得意。距離延長も加点材料になる。風穴を開けるとしたらバロッサヴァレーだろうか。暑さを考慮したか、前回は重め残り。発馬で躓き終始後手に回ってしまったが、直線バテてはいない。高野厩舎は坂路主体、元々目を引くようなタイムが出るタイプではないけれど、3000m仕様にと、中間明らかに強度を増し本数も多くなっている。コパノサントスは休み明けの前走、最速の上がりをマーク。距離延長でさらに前進。札幌日経OP2着のフルールの粘り込み。

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【相手探し】スタミナ豊富で、どんな競馬になっても最後まで脚が上がらない8ゴールデンスナップ。頭数も手ごろでレースも組み立てやすい。3サトノクロークはキャリアを重ねて良い意味でズブさが出てきた。7コパノサントスは前走だと距離が短かった可能性あり。今回は面白い。

　今夏の札幌に組まれていた3歳上3勝クラスは計6レース。その条件は芝1200メートル、芝2000メートル(2鞍)、ダート1700メートル(2鞍)、芝1500メートルとなっていた。つまり2000メートル超の芝長丁場を主戦場とするスタミナ自慢が参戦する道理はまったくない。

　◎フルールはその“自己条件”が存在しないにもかかわらず、7月27日に札幌入り。狙い澄ました臨戦過程でリステッドの札幌日経OPに格上挑戦し2着に激走した。同レースの条件は芝2600メートル。2勝クラスを2馬身差で完勝の奥の細道特別も同距離(福島)だから、相当のスタミナ自慢と判断できる。札幌日経OP後は放牧を挟み、今回は自己条件の当レースをターゲットに。初めて走る3000メートル戦で持ち前の持久力がさらに生かされれば、先頭ゴールインでオープン入りを決めてくれるに違いない。

【上積み大】詰めの甘さはあるが、そのぶん堅実である03サトノクローク。久々だった前走を叩かれて、デキは大幅に良化している。距離延長はまったく問題ないはずで、いまの京都の馬場も合いそうな印象。好勝負が期待できそうだ。相手は、8ゴールデンスナップと6フルールの2頭を上位に評価。◎-○▲の組み合わせから流す3連複・3連単主体で勝負したい。

【小波乱】ゴールデンスナップは地力上位。アスティはスタミナがある。ロードプレジールは体調アップ。

3勝クラスの芝3000m戦。3歳勢はいない。同距離経験あるのは3頭。なかでも人気なさそうな☆アスティが102でトップ持っている。まあここは平均値トップで距離適性あるゴールドシップ産駒◎ゴールデンスナップ軸で行く。相手に○サトノクロークと▲フルール。ほかにも△ロードプレジール、△コパノサントスなど。

叩いた効果は必至な8ゴールデンスナップが主力。京都は4戦2勝、2着2回と抜群で勝機。対抗は6フルールで長丁場は安定感があり好走は可能。