年明けから先週までに行われたダートの3勝クラスは計88レース。最も多く行われた距離は1800メートルの23レースとなる。対称的にレアケースが1200メートル未満のス
プリント戦だ。1000メートル(小倉)=1,150メートル(福島)=3レースと経験値を積む機会は限定されている。
◎
ハンベルジャイトは前走・
フルーツラインCがキャリアを通じて初めての福島1150メートルでの出走だった。直線292メートルの小回りコースのうえに馬場状態は不良。実際に勝ち馬
エランティスが逃げ切りを決めたように“先手必勝”は明白な設定だったが…。大外枠からのスタートも響き、先行策が取れないどころか道中は10番手を追走。勝負圏外のまま直線を迎えたが目を引く末脚を発揮し2着からクビ差の3着まで詰め寄った。2勝クラスVこそ小倉1000メートルで挙げたが前走のレースぶりからすれば1200メートルへの距離延長は大歓迎。強力鞍上のサポートも加味すれば直線329メートルの京都ダートで差し切りが期待できる。