【正念場】
ミカエルパシャが漸次良化。7月の中京10Fの新馬戦は、道中のペースは極端に遅く時計も平凡だったが、ラスト3Fは11秒7-11秒5-11秒4。やや重な馬場で、きれいな加速ラップを数字として具現した。東京スポーツ杯2歳Sはまさかの22キロ増。狙っての造りか、重め残りか?うむむと首をひねったが、やはり皮膚は厚め、結果はガス欠。だが
若駒Sは2kg増でも馬体の弛みは少なくなり、重でも2着に踏ん張った。
すみれSは中長距離タイプにとっては貴重な出世レース。前走後間隔を空けず、2月9日から日曜追いだけではなく金曜日にも時計を出し、最終追い切りで池添Jが諸々の状況を確認した。本線は
メリオーレム。初陣は8月の小倉、未勝利を勝ちあがるまでは3戦を要したが、二走前の京都10Fでは重馬場を2分1秒5で駆け抜け
パワーを誇示。
エリカ賞は一転良馬場、1000m通過は60秒6のスロー。3コーナーあたりから仕掛け気味に好位へと押し出し、11秒7-11秒6-12秒2(3Fは35秒5)というレースラップを、35秒2でグイとひと差し。想像を少し超える中長距離仕様の実力派、差はきわどい。まとめて負かせば
カーメルタザイト。半姉
ジョディー(
父ダイワメジャー)は
フローラS・クイーンC3着。新馬戦は前半1000mは59秒5のタフなミドルで展開。上がり3Fのレースラップは12秒3-11秒7-11秒8(35秒8)、対する自身のソレは35秒4。加速はゆっくりに映るが、乱ペースを捌き終い11秒台を2連発。
エリカ賞は追い込み届かずとはいえ上がりは最速だった。中間攻めも強化、父は
サトノダイヤモンド。2200m延長は望むところ。
ヴィレムは10Fのタイムを二戦目一気に2分0秒4に大幅更新。オープン馬相手に踏ん張ってきた
ホウオウプロサンゲの経験値。
ジンセイも連下圏。